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習近平が考える大中華帝国の構想

2018-03-20 05:20:30 | 日記

習主席は本気で大中華帝国を考えているようだ。果たして、その構想はどのようになっているのだろうか。今から2000年前にヨーロッパで敷かれたローマ帝国の再来を思わせるのか。近世になって大帝国を構想したが全て失敗に終わっている。どの指導者にも共通するものがある。それは独裁者の持っているカリスマ性が邪魔をしているように見える。個性が余りにも強く、人民を引き付けるものが長続きしない。

今、習近平は中国共産党の総書記という立場にある。問題は共産党という一党独裁体制ではないだろうか。この体制、強権政治をしなければ明日にでも崩れてしまうようなものだ。民主主義ではないから人民の支持で支えられているわけではない。2000年前のローマ帝国も同じような強権政治をしいていた。習近平が若しも同じ考えで大中華帝国という構想を持つとしたら、失敗に終わるであろう。

人民を味方にするもの、それを13億人の多くが味方になってくれるような施策があるのだろうか。強権政治には必ず穴がある。その小さな針の穴から段々大きくなり、大穴になって崩れ去るのである。共産党一党独裁にも多くの欠陥が存在する。その一つがごく一部の共産党幹部による腐敗である。習近平は腐敗を撲滅するために多くの力を注いできたが、それが出来ているとは到底思えない。

腐敗政治が蔓延したら、必ずそこから人民の不平が広がり、最後は革命で終わることになる。腐敗政治と強権政治が重なって進めば、幾ら権力を行使して不満分子を抑え込んだとしても人民からの不満は解消されない。今中国国内に広まっている不平不満は何時かは大きく広がっていくのではないか。この状況を解決してこそ大中華帝国が確立されるのではないだろうか。今の状況で果たして習主席が大中華帝国を進めても直ぐに何らかの障害が出てきて崩壊に繋がると思う。

大中華帝国が若しも上手く行ったら、第二のローマ帝国になれるかもしれない。果たしてそのような姿を世界が認めるであろうか。世界を蹂躙し、平和な世界を築くなら歓迎されるかもしれないが、そうでなければ大中華帝国は砂上の楼閣に過ぎなくなる。領土拡大計画が大中華帝国の中心になるとしたら、世界は中国を見放すに違いない。

最後に、習近平は13億人の内の下層階級の生活向上なんて考えていないから安心を。

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