一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

中国南部、海南島を襲った大型台風

2024-09-12 11:15:45 | 日記
最近、中国南部の海南島付近に大型台風が上陸したという。ニュースでは、建物や施設などに大きな損害がでていた。高層ビルが立ち並ぶ街では樹木や窓ガラスなどが破壊されているようだ。テレビの映像をよく見て見ると、ビルのガラス窓などの多くが強風で飛び散っている。建物のガラスの強度が極めて弱いことがよく分る。日本などでは大型台風がどのような形で上陸したとしても、ビルやマンションのガラスが強風で破損することは考えられない。勿論、物が当たったらその影響で破壊されることはあるかもしれないが。少なくとも、日本においては強風だけで破壊される事例は見たことがない。


この状況を見ると、中国における建物、窓ガラスなどの耐強化基準は余り高いとは思えない。若しかすると、基準はしっかりと決められているが、建設業者がそれを守っていない可能性もある。要は手抜き工事である。建築物の窓などの強化基準は国によって異なるかもしれないが、日本が定めている基準は今までの事例を見てもしっかりとしていると考える。中国の海南島は場所からして台風が上陸する可能性は極めて高いのではないか。そのような位置関係にありながら強い台風が押し寄せたことで窓ガラスが強風により破壊されるようでは問題が大きい。


今回の台風でもう一つ気が付いたことは、ビルの周りに植えられている樹木が悉く倒壊してしまっていることだ。そして、倒壊した樹木を見ると、植え込んでいる根がとても浅い。勿論、まだ新しい街なので簡単に根を張ることは難しいかもしれない。しかし、見た目は物凄い樹木なので、もっと深く植え込まないと強風などで倒壊してしまうのではないか。これもやはり中国の基準の在り方ではないかと考える。樹木は年代が経てば自然と地中に根を張っていく。そして次第に丈夫になっていく。しかし、10数メートルの樹木を根が浅く植えただけでは強風には耐えられないように思う。


以上が今回の中国の海南島で起きた台風被害の感想である。ここでも中国人の建築物の考え方、施工のやり方など多くの問題点が浮上してくる。勿論、日本が完璧だというわけではないが、少なくとも、日本の建築物及び施設に関してはもっとましな気がした。日本は台風よりも地震や津波、地滑りなどの方が問題がある。災害の多い日本は、他山の石としてもっと研究をしてよりよい街造りを進めないといけない。「災害は忘れたころにやって来る」というのは昔話で、「災害は何時やって来るか解らない」時代である。自分が住んでいる所は大丈夫だ、などという考え方は今からでも変える必要がある。


普段からできることはしっかりとやっておくのがいい。災害がやってきたときに、出来る限りのことをやることが重要。他人を当てにしてはいけない。自分が住んでいる場所がどのような所なのかしっかりと把握しないといけない。外出先で災害に遭遇することもある。そのような時も慌てないことが重要だ。今回の中国海南島に上陸した大型台風と同じような台風(風速70メートル位)が自分が住んでいる所に上陸したら自分の家は大丈夫だろうか。

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