一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

封じ込められた北朝鮮拉致問題

2011-07-27 06:01:30 | 日記
小泉元首相が退任した後の政権は、自民党、民主党総て拉致問題に伸展は見られなかった。この問題、北朝鮮にとっては触れたくない恥部になっているが、日本にとっては人道上許すことの出来ない問題である。他国の人間を強引に誘拐していく国家とは何なのか。北朝鮮を国家として認められるのだろうか。
とはいえ、連れ去られた人たちが数百人いることは事実なのだから、解決しなければならない。日本が幾ら国として北朝鮮に声をかけても何も返事がない、無視された格好になっている。暴力団と同じ体質の北朝鮮に対しては梨の礫である。解決方法は、といっても、相手の国が何も手をつけないで無視していては、日本としては遣りようがない。確かに外交手段としては様々な形で遣ってきたはずだが、どうにもならない。だから、諦めろ、国としては絶対にそのようには出来ない。
昔だったら、戦争になったかもしれないが、戦後は、このようなことでは戦争に発展しない。平和的解決をする、と云う姿勢がまず第一なのである。この問題、よく言われていることに、お金で解決できないのか、と云う。北朝鮮が、どのような国家なのか見ているとわかるはずだが、アメリカでさえ恫喝する国なのである。足元を見て挑んでくる、と云う国なのである。お金での解決は極めて難しいといえる。
国の崩壊を待つことは、もっと難しい。中国はこの国の存在を認めざるを得ない事情を抱えている。若し、この国が崩壊することになれば、多くの難民を受け入れなければならなくなる。自国の経済発展を最優先にしてきた中国にとって、北朝鮮はどんなに貧困や不合理なところがあろうとも、存在してもらわなければならないのである。従って、多くの援助を行っても北朝鮮を存在させているわけである。
北朝鮮国内でも、日本人拉致問題を封じ込めて、アメリカと直接交渉をしたいのが本音である。北朝鮮にとっては、拉致問題などどうでもいい問題だと捉えているのではないだろうか。日本を相手にするよりも、アメリカを相手にして、制裁を解除してもらった方がどれだけ助かるか、である。人民の生活よりも、金正日家の生活が最優先の国である。武器や麻薬を売って外貨を稼ぐ。その口座が世界各国に存在しているといわれている。今アメリカが制裁により凍結している口座はその一部分だ。
今後、拉致問題で日本はどのように対処していくべきなのか。暴力団対策と同じように簡単ではない。一応、国連に加入している国家なのである。外交ルートでもう一度やり直すしかないのか。
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