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一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

トランプはスペードのエースか、それともジョーカーか

2016-11-10 09:34:07 | 日記

アメリカ人はスペードのエースを選んだと思っているに違いない。恐らく夢と希望を彼に託したのだろう。そのように思っていることに対して日本人は何も言うことはない。むしろ、日本も
同じようなことを数年前に経験をしている。日本人は3年半にわたる民主党政権を試してみた。勿論この政党がどのような政権運営をするのか、殆ど解らなかった。結果は大変なものになってしまった。

国内産業は疲弊し、輸出産業は壊滅状態になってしまった。超円高に見舞われ、1ドル75円まで上昇し、国内産業は二進も三進もいかなくなった。賃金は停滞し、景気はデフレとなり、
閑散とした社会になってしまった。日本をここまで貶めてしまった民主党政権は日本人に手痛い印象を与えた。

このような痛い経験をした日本は、野党政権が以下に素人なのか、ということがよく解ったのだ。今回アメリカがトランプ大統領を発足させることになったが、果たして吉とでるか凶とでるか、それは解らない。問題は取り巻き、すなわちブレーンになる人だ。どのような人材がブレーンに選抜されるかで、これからのアメリカの進む道が決まってしまう。

かつてケネディーが大統領に選ばれたときに、そのブレーンがとても素晴らしかった。ケネディーの評価が高かったのはブレーンのお陰も大いにある。あの格調高かった演説は今でも忘れないだろう。今回トランプ大統領にアメリカ人は大きな期待をかけている。果たして期待にどれだけ応えることだできるのか、答えはまだ出せない

。来年の大統領就任演説が楽しみだ。アメリカと対峙する中国、ロシアは手強い相手だ。狸か狐のような習近平、羊の皮を被ったプーチン、両首脳と戦うには相当の覚悟が必要になる。豊富な経営者としての経験がどれだけ役に立つか、である。手強い相手に対するやり方は、経営とどれだけ異なるか、である。

国際政治の矢面に立つことになったトランプ次期大統領はどのような手腕を発揮するか見物だ。金銭だけでは進めない政治の世界、そこに立ちはだかる様々な困難を乗り越えて行けるかどうか。アメリカ人がスペードのエースとして選んだのが実はジョーカーだったら、その期の落しようは並大抵ではない。ショックが大きくて立直ぐに立ち直れないかもしれない。まあ、未だ時間はある。

日本の安倍政権はトランプ政権に対してどのように立ち向かっていくのだろうか。今までの演説を聞いていて、日本に対しては強い態度で当たってくるはずだ。日本が今までとは違った考え方で立ち向かわないと置いてけぼりになってしまうかもしれない。次の大統領がどのような外交政策を打ち出すのか、まだはっきりとしていない。日本が矢面に立つことになることは確かだ。

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韓国社会は日本の戦前よりもひどい状態

2016-11-10 05:20:40 | 日記

『「個人的なつながり」に起因する韓国指導者のスキャンダル』という記事を見て、日本の戦前の社会を思い浮かべてみた。日本も戦前のことに関して言えば大きなことは言えないかもしれない。しかし、それは70年以上も前のことで、今では想像もつかない。少なくとも、戦前の財閥は日本でもある意味寡占状態だったことは事実だ。それでも今の韓国ほどではない。今の韓国は10大財閥が国のGDPの70%以上を握っているという。

このような寡占状態にある財閥と国の関係はもっとひどい状態だ。国との繋がりを持つことで財閥へ仕事が流れ、最終的には財閥が国の重要な仕事を請け負うことになる。中小企業が全く育たないのも財閥が全てを取り仕切っているからである。この状態は国のトップである大統領にも繋がっている。大統領に取り入ることで重要な情報を受けやすく、仕事を進めるうえでもよりやり易くなる。

縁故社会が蔓延るのも韓国社会の特徴である。個人的な繋がりを重要視する韓国社会では、国の仕事においても個人的な繋がりで成り立っている。国の重要な機密情報が管理できないのは個人的な繋がりにより漏れてしまうからだ。本来であれば公人と私人は別物である。それが個人的な繋がりにより公人と私人の区別がつかなくなってしまう。個人情報と国の機密情報を一緒くたに考えてしまうのかもしれない。

今回、朴大統領と深いつながりのある女性は、国の機密情報を個人の団体に利用し、莫大な利益供与を受けていたようだ。このようなことが韓国では稀ではなく常に起きる可能性は高い。大統領に限らず、政府要人たちも個人的な繋がりで親しい人に機密情報が漏れているのではないだろうか。そのうちに暴露されると思う。韓国の社会全体が個人の繋がりを最も重要視するように動いているために、政府で起きていることが企業でも起きているはずだ。

社会の仕組みを治す、という事は簡単ではない。日本の社会でも悪い仕組みはまだまだある。男尊女卑の考え方も大分是正されてきたが、これからも進めていかなければならないだろう。韓国の事例を他山の石として良く見ておく必要がある。悪い慣例は早急に是正しよい社会を作っていかなければならない。人のふり見て我がふり直せ、である。日本も完全ではないことを肝に銘じるべきである。

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