一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

これでも理工系大学生なのか

2016-11-08 05:18:06 | 日記

『神宮外苑火災「白熱電球つけていた」 制作の大学生供述』という記事を見て、最近の理工系大学生のレベルがここまで落ちているのか、という気がした。小生は理工系ではないが、白熱電球がどのくらいの熱を発するかは解っているつもりだ。EL電球と白熱電球では違う事も理解していなかったのだろうか。学問には基礎というものがある。基礎を学び、それを通常の生活にも応用する。

それが出来なければ何のために大学に行って学ぶのか意味が解らない。これは理工系、文科系を問わない。どのような学問でも何にも役に立たない、などという事はない。役に立てようとしないから役に立たないと思い込んでしまう。仕事でも生活でも役に立てる、参考にする、という気持ちが全く起きなければ高等教育など受ける必要はなくなってくる。文科系などは仕事に直結することは殆どないかもしれない。

企業では総務、人事、企画、経理、営業など多くの職種がある。理工系の場合には専門分野が狭まっているので夫々の専門分野に就職することが多い。理工系も文科系も共通するものがある。それは常識、非常識、というものだ。学問と違って、常識、非常識は知らなければならないことは全て学校で学んできたわけではない。家庭教育、友達との関係、社会生活での関係、など多くの場面で培われていく。

物が燃える、という現象は科学的に難しい理論は説明できなくても、常識の範囲が存在する。上記の白熱電球、EL電球の違いは常識の範囲内に近いのではないだろうか。特に理工系の大学生が何も知らなかった、という言い訳を聞いたらおかしいと思う。物は何故も得るのか、という事は一般人でもある程度想像はつく。燃え易い物なら、少しの熱を加えることで燃焼する。物が固体、液体、気体の違いで燃え方が異なることも少しは知っているはずだ。

今回の事故で一人の死者を出してしまった。ちょっとしたミスでこのような大事故に繋がることは多くある。企業では、特に危険物を扱う企業では取扱いに関して有資格者であるかどうかは別にして十分な注意を払って行うように教育を受けている。小さな不注意が大事故に繋がることを良く知っているからだ。学生だから、と言って許されることにはならない。

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