中国の横暴なやり方、傲慢な態度、新政権になっても中身は一向に変わらない。中国の周辺国へのこのやり方が長く続けば、貿易にも多くの影響が出てくる。中国の主張が世界のどの国から見てもおかしいと思われるのだが、中国は変えようとしない。何か第2次世界大戦の始まった時のナチスドイツのようだ。多くの不満分子の目を外国に向けさせることで、外国との紛争を起こしている。
パスポートと云う重要な書類に手を出した中国の狙いは、周辺国を手中に収めようとする魂胆が見え隠れする。もし、中国が尖閣諸島を同じようなやり方でやってきたら日本はどのような対抗措置を取るのだろうか。前にも書いたが、郵便切手などに尖閣諸島の図案を出すことくらい簡単なことはない。或いは、新聞の1ページ目にロゴマークとして印刷をする。多くの人に目が届くところであれば、それが最も効果が高いはずである。
よく、外交努力と云う言葉を使うが、中国のやり方は、これを全く無視して実行してくる。他国のことなど全く意を介しないやり方である。自国のやっていることはすべて正しい、と云うことなのだ。話し合いなど殆ど不可能なのである。ベトナムが今回の手段を取ったことで、益々外交努力ではどうにもならないことになりそうだ。国連へ提訴しても、中国は常任理事国なので、最後は拒否権と云う手段を取ることだろう。
このような状態のまま東アジアで紛争が続いていたら、一体どうなってしまうのか。一国のためにすべての周辺国が犠牲になるという状況だ。打開策はないのだろうか。見つけるとしたら、ロシア、アメリカあたりであろう。インドも中国との国境で紛争が長く続いている。50年以上続いているが解決の目途は立っていない。アジア全体に広がっている中国周辺国との領土問題は、紛争の火種そのものである。広がれば戦争に発展する。
中国は紛争を覚悟の上で、自国の領土拡大主義を主張し実行しているのである。中国政府首脳が今のやり方を継続する限り、紛争は止まない。世界平和など先の先である。紛争をまき散らしている中国に、ボディーブローをするのはどこの国か。ロシアとアメリカに期待するしかないのか。ベトナムは中国が強硬手段を講じれば、次の手段を実行するという。このまま終わりそうもなく続くかもしれない。