世界には不思議なことが多く存在する。その中でも最も不思議なことは、国際法を守らない中国が国連の常任理事国になっていることである。何処の国でも疑問に思っているかもしれないが、貿易上のこと、援助のこと、投資のことなど不利な材料があるために中国にはモノを言えない。理不尽だと何処の国も思っているが、中国には穂を被っているしかないのである。残念なことに中国の不法行為に対して欧米各国も殆ど口をつぐんでしまう。やはり経済が頭をよぎるのか。
このような国家が大手を振って世界を闊歩しているのを見ると、人間世界は極めて理不尽なことばかりである。誰が見ても犯罪国家である中国、国際法を守らない中国、ということを認識しているのである。いわば強力な暴力団に対して警察が文句を言えないのと同じ構造になっている。嘗てマフィアがアメリカの禁酒法時代、謳歌を誇っていた。しかし、勇敢な取り締まりをする人や組織の出現で、多くのマフィアが姿を消していった。
とはいえ、全然なくなったわけではなく今でもマフィアは存在している。
世界のマフィアとなった中国は、国連という機関で常任理事国という強大な権力を握る立場にある。マフィアが検察のトップにいるのと同じである。国連も65年経つと、マフィアのような国家が台頭してきて、権力を握り、横暴な行為をすることになる。この辺で、国連の大改革を行わなければならないだろう。少なくとも常任理事国は加盟国の3分の2以上の賛成投票を得なければなれないようにすべきであろう。中国などは、このような規定を設ければ常任理事国には当選しないのではないか。また、常任理事国は5年位の任期とするべきであろう。永久に常任理事国である、という今の考え方は国連を腐敗に陥れることになる。特に、中国のような国を常任理事国から追放するためには、絶対に常任理事国は有期でなければならない。
また、国際法を守らない国は、少なくとも常任理事国は失格である。世界平和を推進するためには、国際法の順守は最低限度の条件である。国連が大改革をしなければ、近い将来必ず行き詰ることになる。そして大きな戦争に発展してしまうことだ。今の中国は、自国の周辺で破壊行為を公然と行っていて、暴力国家という言葉でしか表現できない国になっている。国連の常任理事国である他の4ヶ国は、国連の権威が失墜してきていることに気が付いていないのだろうか。国際法を守らない無法国家・中国が今のまま進めば、必ず世界を破滅するような行為をしでかすに違いない。この国を常任理事国に留め置くことがどれだけ危険であるか、周辺国家以外には解らないのであろうか。