一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

日本は北京マラソンに参加する必要があるのだろうか

2012-11-11 19:33:21 | 日記

勿論、個人がどのような形で参加しようとそれは勝手である。しかし、ここまで日本を排除しようとしている中国政府に対して、敢えて参加することに意義があるのだろうか。スポーツマンシップに則り参加するという考え方もあるかもしれないが、今の中国は、政治も文化もスポーツもすべて一緒くたの考えである。要は、スポーツにも政治理念を持ち込んで、自国の主張を訴えようとしている。

その昔、日本では敵方に塩を送った大将がいた。これは理想論かもしれないが、スポーツは昔から政治理念を持ち込まないというのが普通の考え方であった。彼のアドルフ・ヒトラーもベルリンオリンピックではスポーツ精神に則って開催をした。今の中国には、スポーツ理念の一かけらも感じない。政治がすべてに優先するという考え方に没頭している。国民もそれを肯定している。中華民族にはスポーツという考え方が殆どなく、すべてが国家政策の一つとなり、政策に背くものはスポーツも何もないのである。

今回、後から北京マラソンに参加することを是認することになったが、根本は参加させたくない、というのが本音である。こんな形での参加が果たして好い物かどうか。参加する人は個人の資格で行えばいいのであって、国がどうこうするものではない。勿論国から補助金を出す必要はない。この大会が、どのような結果になろうと、日本としては無関心でいればいいはずだ。国際大会というなら、そもそも日本を外したことが問題であり、国際大会の資格はないはずだ。

日本もこの大会に参加するとしたら、あくまで個人資格での参加とすればいい。国や競技団体がどうこうする問題ではない。問題は、国際競技団体である。このような団体が、どのように扱うかである。正式な大会として認めることはおかしいのである。正式な大会であれば国籍を云々するという差別をしたこと自体問題である。参加することに意義があるという人は参加すればいいのである。小生は、このような大会には日本人が参加するのを遠慮した方がいいと思う。将来のためにも。スポーツ精神をうたうのであれば尚更である。

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先の読めない日本の企業経営者

2012-11-11 06:04:50 | 日記

中国に最重要場所として選んだ日本の企業経営者は、目の前の利益しか追求できない体質を露呈した格好だ。長期的な観点をあまり重要視していなかったのだろう。その最も重要なものが、リスクである。投資をするためにはリスクを最重要点として考えなければならないはずだ。それが、読み誤ったのか、それとも考えて
いなかったのか、はっきり解らないが、中国という国がどんな国なのか、ということを理解していなかったとしか言いようがない。中華民族の過去の経緯を考えれば、今の状況は予測可能だったはずだ。

中国は一党独裁国家である。しかも共産主義国家である。欧米と同じような感覚で投資をしてきたとしたら、全くお門違いではないか。この国の歴史を見ても通常とは違い、国民性も欧米とは雲泥の差がある。このような国に対して、一点集中のような投資を増大させてきた付けが回ってきたのである。投資のリスク回避には常識的に考えれば分散である。どのような投資でも分散を行わなければならないはずなのだが、どうしたわけか中国に対しては分散を怠ってきた。

小生は、金融投資に対して分散を行うことの必要性を何回も書いているが、企業における投資についても全く同じことが言える。こんな素人でも解ることを大企業のトップが知らなかったでは済まされない。いま日本の企業で中国に多額の投資をして、悔やんでいることだろうが、何故基本に立ち返って投資をしなかったのだろうか。原理原則を守らなければ、いつかは付けが回ってくるのは当然のことである。

中国という危険な国に対する投資が、ようやく解った、ということなのだが、それでは遅い。覆水盆に返らずである。企業経営者が目先の利益しか考えなければ、原理原則を守らなければ、やはり経営の失敗が企業に襲ってくる。何処の国に、どのように、どれだけ投資をしていくかは、企業によって異なるが、基本的には分散投資をするのが原則ではないか。先の読めない経営者の陥るところが、同じだったとは、お笑い草である。現在の一部上場企業の経営者は、50歳代~60歳代であるとしたら、今まで何を学んできたのだろうか。前の世代、またその前の世代から何を教えてもらったのか。もう一度振り返ってみるといい。先の読めない経営者が経営する企業は、これから先、針のむしろに座って仕事をすることになるだろう。反省で済めばいいが、そこに働く従業員は悲惨である。

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