11月24日午後5時過ぎに起きた東京都、千葉県、神奈川県に渡って起きた比較的大きな地震、何故か緊急地震速報は発信されなかった。小生の形態には、その都度、緊急地震速報が受信されている。今回の地震では、事前にも事後にも全く速報が出なかったのだ。この速報、一体どのようなシステムになっているのだろうか。緊急時に速報が出なければ、このシステムの意味は全くなくなる。速報としての目的を達成できないとしたら何が問題なのか。
或いは、この緊急地震速報はどの程度の地震を察知したら発信される仕組みになっているのか。今回の地震は、大きいところでは震度4であった。もっと震度が低い地震でも緊急地震速報が発信されていたこともあったような気がする。情報が発信される基準がはっきりしていない。若しかすると、震源地が千葉県の東京湾寄りだったため、地震速報を出す暇がなかった、ということなのか。とすれば、東京を襲うといわれている首都直下型地震の場合には、この緊急地震速報は使い物にならないことになる。
自然界の事象を事前に捉えるのは大変難しい物であろう、ということは理解できるが、もしそうであれば、別の手段、方法を考えなければならないのではないか。緊急時に間に合うように造られたシステムが、用をなさなければ、予算の無駄遣いになる。このシステムを信用しきっている国民がいるとしたら、期待に応えていないということになる。
今回の地震で、何故緊急地震速報が出なかったかは、テレビの報道などでは全く行われていない。何か都合が悪いから言わないのか、原因がはっきりしないから言わないのか、何らかのコメントがあってもいいと思うのだが。大げさな情報だといわれていたために、基準を変えてしまったのではないか。そういうことも情報として国民に知らせなければならないと思うのだが。何しろ、今回の地震で、緊急地震速報が発信されなかったことは確かである。
今回の地震が震度4だったからか、それとも地震があまりにも早く到達してしまったか。いずれにしても、気象庁からは何も発表されなかった。何か都合の悪いことでも起きたのかもしれない。