我が藤沢市は、東海道の6番目の宿場町・藤沢宿として栄えた歴史ある町で、その遺跡があちこちに残されており、その一部をぶらりと巡ってみました。
国道1号線は、過っての東海道で湘南高校近くには見附跡がありますが、その先の源義経を祀る白旗神社をパスして、近くにある源義経公の首洗い井戸に立ち寄ってみました。
高層マンションの裏に僅かな土地に、首塚の石碑が存在するだけで寂しい限り・・・
1号線を藤沢宿を偲びながら走ると、過って栄えた街を思わせる古い町家が保存されており今もなりわいの町となっています。その代表的なのが洋紙問屋である黒作りの蔵で有形文化財となっているようです。
さらに、藤沢橋へと向かい藤沢宿のランドマークである「遊行寺」に立ち寄り、境内を一回りしてみました。本堂の奥には、徳川家ゆかりの中雀門や宇賀神などの由緒ある史跡がありますが、中でも開運招福の琵琶を弾く弁財天の珍しい姿を見ることができました。
1号線に戻り境川にかかる朱塗りの遊行橋の袂には、藤沢宿のイメージを残した「排気ガス測定所」なる建物があり、「昔話のある町」を謳っていました。
藤沢橋を渡り境川沿いの散策路を行くと、その下流の「堰跡橋(えんせきばし)」には、「奥田堰跡」の石碑が建てられており、由来が描かれていますが、それによると過ってこの場所に用水を引くための奥田堰があったと記されています。
現在は、開拓が進み境川の両岸は、護岸工事が進み趣を欠く景観となっていました。
遊行通りに戻ると沿道には、最近設置されたと思われる「浮世絵を描いた」管理箱が並んでおり、地下に埋設した電線や配管の管理ボックスだと思われます。
この後、境川サイクリングロードを上り、六会を経て引地川へと戻ってきた。