京都歴史探訪の最後は、円山公園で一休みの後、洛東エリアの八坂神社から清水寺周辺の坂道を経て清水寺を散策してきました。
八坂神社は、毎年日本三大祭の祇園祭の舞台となって賑わう古刹で「祇園さん」とも呼ばれ、平安遷都まで遡る京都の名所で、本殿や楼門など輝かしい建造物が見られ歴史的価値の高い景観がみられます。
二層式の朱塗りの「西楼門」
国宝に指定されている平安時代の建築様式の「本殿」
表参道の正門の「南楼門」
八坂神社の正門を経て、参道の先の八坂通りでは、東山のシンボルとなっている法観寺の「八坂の塔」が聳え経ち、フォトスポットとなっていました。
八坂の塔の先は、清水寺の参道となっている「二寧坂(二年坂)」は、「産寧坂(三年坂)」へ続く石畳の坂道で、町家などが軒を連ね大混雑となっていました。
「産寧坂(三年坂)」も清水坂へと続く階段坂で、行き交う人々で賑わう名坂となっていました。
「清水坂」では、多くの定番のお土産店が並び前に進めない混雑となっていました。
参道の清水坂を上りきった先には、豪壮な朱塗りの仁王門、西門、三重塔が聳え、龍の彫刻が立ち、極楽浄土への入口となっていました
国内最大級の三重塔も極彩色の存在感溢れる景観で、清水寺のシンボル塔となっています。
本堂の手前には、福徳・財運の神の出世大黒天像(大黒様)が見られ、パワースポットとなっていました。
本堂の舞台からは、緑に包まれた音羽山や奥の院、音羽の滝などが望める絶景ポイントとなっています。
奥の院の回廊には、笑顔の「ふれ愛観音像」が設置されていて、手で撫でると福を招く福の神となって、多くの参拝者で撫で合っていました
奥の院の回廊から本堂を望む光景
安産信仰の神の「子安塔」
子安塔側からも本堂舞台の素晴らしい光景が見られました。
子安塔から急坂を下りた「音羽の滝」には、音羽山から3本の水が流れ落ち、長い柄杓に汲んで躰にかけると延命成就の清めの滝となって、多くの参拝者で長い行列となっていました。
音羽の滝から見上げる本堂の舞台
清水寺から長い五条坂を下った東山五条の交差点の先では、築地塀に囲まれた東本願寺の別邸「渉成園」の貴重な光景が見られました。
京都の名所の八坂神社や清水寺の歴史観溢れた人気スポットを巡りながら、京の都の光景に感動を覚えた長旅でした。