教育環境の改善については、多くの議論と改善が取り組まれている。先日の新聞でも教育指導者の意見として、「教育は、家庭・地域・学校で行われるもので、地域での教育が一番遅れているようだ・・・・」と。全く同感で、特に、都会では顕著だと思う。
子供は環境によって育つといわれているが、最近は、隣り近所のお付き合いが疎遠になりがちで、環境の改善が一番の課題であろう。最近、地域の小学校で、三者の連携を強化するための意見交換会に出席したが、正にこの課題への取り組みについて、話題が集中した。
幸い、この小学校は、地域との連携が比較的上手くいっているようであるが、地域との連携は、簡単ではないようである。地域の住民にとっても、学校はいろんな活動の拠点であるはずであるが、必ずしも参加意識は高くない。団塊の世代の片方が増えてくるので、如何にして教育に参画する意識を生み出してもらえるかが重要であるとの意見が大勢である。
開かれた学校として、地域に根ざした教育を目指しており、保護者と学校と地域が相互理解し、協力関係の構築を強化が期待されている。そのためには、学校からの現状などの情報発信が必要で、ITを含めたあらゆる手段を利用して発信が期待される。
今では、これらのパイプ役としてのコーデイネーターを採用したり、工夫はされているそうだ。保護者にも、自分の子供中心でしか考えられない、所謂「モンスターペアレンツ」が少なくないようで、決して猶予できない時でもあろう。躾を含めて、教育を真剣に考えていきたいものである。