MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

福井震災記念日を想う

2012年06月28日 | うんちく・小ネタ

今日6月28日は、我が故郷福井の福井震災記念日です。

あれから64年の月日が流れたが、忘れもしないあの日の午後5時13分(サマータイム)に、戦後最大の地震に襲われて、一瞬のうちに家屋や財産、尊い命を奪われたのである。

あの日は、家の近くの路上でキャッチボールをしていたが、突如として目の前に沿道の家が将棋倒しで倒れ込んできて、幼少の自分には何が起きたのか全く判らずに自宅へ戻ってみると、我が家もペシャンコになっていたのを鮮明に記憶している。

幸いにも家族は家屋の下敷きになったり、近くの勤め先から怪我もなく無事でしたが、市内の中心部にはあちこちから火の手が上がり、真っ赤な火柱の中に黒い竜巻風の煙の柱が天に向かっていたのを想い出す。

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今月初めに福井を訪れた時にも、市内を散策していると、中央公園や要所には震災記念碑が建ち、当時の面影を偲ぶことが出来ました。

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教科書などにも掲載された駅前の大和デパートの崩壊の光景は有名であるが、郷土博物館でもその当時の写真で確認できました。

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福井城の天守台跡の石垣も崩れたままでその傷跡が保存されていましたが、内堀の石垣は復旧されて美しい光景が見られ、福井のシンボルとなっている。

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また、母校の小学校では、当時PTA会議の集まりが開催されていたそうで、多くの方が亡くなられ、震災後にはテント教室で学んだことが脳裏に焼き付いています。

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あれから64年が経過しているが、我がふるさと福井は、空襲・震災・水害など度重なる災害を乗り越えて不死鳥(フェニックス)の如く復興してきたが、今も「市民憲章」として、市民の一人一人が誇りとして郷土の繁栄に努力されていると聞く。

この日も、足羽山で戦災・震災犠牲者追悼式が行われたと知人から連絡が入っていたが、市内のサイレンが聞こえるような気分となっていました。

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東日本大震災から1年半となるが、日本人の熱き心を通じ合い、一日も早い復興を目指していきたいと願っている。

コメント (2)
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