藤沢浮世絵館で「東海道中膝栗毛(江戸のコメディアン弥次さん喜多さん)」が始まり見学してきましたました。
藤沢市は、旧東海道の宿場町として発展した歴史を有しており、今回は、「東海道五十三次コーナー」・「藤沢宿コーナー」・「江の島コーナー」・「企画コーナー」の4コーナーで、81点の浮世絵名作や紙本木版などが展示されていました。
展示コーナーの入口には、藤沢宿の遊行寺の一の鳥居と遊行寺橋を渡る旅人の絵画が展示されています。
「東海道コーナー」では、「浮世絵にみる東海道中膝栗毛」をテーマにした十返舎一九や歌川国貞など同作の主人公の弥次さん喜多さんを紹介する作品や幕末の東海道中膝栗毛の作品11点が展示されていました。
十返舎一九の東海道中画本膝栗毛の様子が描かれた紙本木版墨摺本
東海道中栗毛野次馬の様子が描かれた錦絵の2点作品
「藤沢宿コーナー」では、「膝栗毛物とコンビが行く」をテーマにした歌川国貞や十返舎一九の膝栗毛や江之島土産を描かれた紙本木版墨摺絵の作品
「江之島コーナー」では、「広がる~弥次喜多の世界」をテーマにした東海道中栗毛野次馬の様子を描かれた大判の錦絵の作品が16点展示されています。
「企画コーナー」では、「さらに広がる その後の弥次喜多」をテーマにした、東海道を旅する栗毛弥次馬の様子を描かれた作品が見られます。
「おまけコーナー」では、東海道を旅する弥次喜多の様子を描いた大きな双六絵の作品が展示されています。
会場のお試しコーナーには、女人が江之島の海を泳いで楽しむ様子を描いた壁画や藤沢宿の賑わいを描いた作品が展示されていました。
江戸時代の人気者の弥次さん喜多さんの人気の様子を描いた作品を見て、東海道の旅の様子を知る機会を楽しんでいました。