カクレマショウ

やっぴBLOG

オリンピックの話◆第6話 「ヒトラーの五輪」

2004-08-16 | └オリンピックの話
第28回アテネオリンピック大会が開幕しました。 実は、予定されながら開催されなかったオリンピックが3回あるため、実際には25回目の近代オリンピック大会ということになります。 【中止になったオリンピック大会】 ・第6回ベルリン大会(1916年) ・第12回ヘルシンキ大会(1940年) ・第13回ロンドン大会(1944年) 第6回ベルリン大会は、開催直前に始まった第一次世界大戦により、また第12 . . . 本文を読む

マン盆栽#01「イチョウを愛でる楽隊」

2004-08-15 | └マン盆栽
今年は、マン盆栽に欠かせないコケが不足しています。 いつもなら、いつもの場所できれいに生育しているコケが 全くと言っていいほど枯れたように醜い姿をさらしています。 この異常な暑さのせいで、コケもひからびてしまったようです。 ということで、今年は八甲田の山中にコケを採りに行ってきました。 . . . 本文を読む

イベント効果

2004-08-12 | └社会教育
「イベント効果」という言葉がある。 大々的にイベントをうって盛り上がる…という意味合いだけでなく、 イベントを成功させるためにみんなが協力し合うことによって、 コミュニケーションの大切さに気づいたり、 人と人との新しいつながりが生まれたり、 といった効果も含まれるととらえたい。 あとに残るという意味ではむしろイベントまでのプロセスこそ本当のイベント効果と言えるのかもしれない。 そうだとすれば、たと . . . 本文を読む

ねぶたの伝統と格式

2004-08-11 | ■青森県
いつもの夏ならねぶたが終わると急速に涼しくなるはずなのですが、今年はまだ暑い日が続いています。 今年のねぶたもハネるだけの気力がわかず、見るだけに終わってしまいました。囃子を聞きながら、次々と通り過ぎるねぶたやハネトを見ていると、やっぱりねぶたは参加する祭りだなーと思いました。 私は同じ青森県でも「南部衆」なので、どちらかというと祭りというのは「八戸三社大祭」のように、「見て」楽しむものだと思 . . . 本文を読む

身近な別世界

2004-08-10 | ■その他
磯の海辺。 ゴーグルとシュノーケルをつけて海の中をのぞいてみましょう。 ほんの50cm下でさえ、そこはまったく別の世界。 海草がゆらめき、その間を魚たちがいとも簡単に身をかわして泳ぎ回り、ヤドカリが岩を駆けめぐる。 保護色に身を任せてじっとしている魚。 岩の間に隠れているつもりのカニ。 ゴーグルを通して見ると、何もかもが一回りずつ大きく見えるのもなんだかメルヘンチックで楽しい。 でかい魚!と思っ . . . 本文を読む

オリンピックの話◆第5話 テロと五輪

2004-08-09 | └オリンピックの話
アテネ五輪は、空前の「対テロ対策五輪」になりそうですが、その際引き合いに出されるのが、1972年のミュンヘン五輪の際に起きた「黒い九月事件」です。この事件については、スピルバーグ監督が映画化することになったそうです。 1972年9月5日早朝、ミュンヘン五輪の選手村で悲惨な事件が起こりました。イスラエル選手団の宿舎に8人の武装ゲリラが侵入し、選手団2人(1人という説もある)を射殺した上、選手ら9人 . . . 本文を読む

アジアカップにおける「中国」を通して

2004-08-08 | ■世界史
私が知る限りでは、中国の人は、誰もがニコニコして握手を求めてくるし、親切の対価を決して求めない、極めて「友好的」な国民だという印象がある。 しかし、昨日のアジアカップ決勝で中国や中国人に対するイメージが悪くなった人がずいぶんいるのではないかと思う。確かに、テレビで見る限り、あのサポーターたちは異常だ。試合中に物を投げたり、状況をまったく考えないブーイング、相手チーム(というよりここでは日本という . . . 本文を読む

かっけといっても脚気じゃない。

2004-08-07 | ■食べ物
そばといえば「かっけ」。「かっけ」とは、そばを細長く切る代わりに、一辺12㎝くらいの正方形に切ったものです。 そばはその昔は贅沢品で、めでたい日にしか食べられませんでした。そばを作るときに「切れ端」つまり「かっけ」が出ます。これをゆでて食べたのがこの料理の始まりだと言われています。つまりそばが「ハレ」の日の料理なのに対して、かっけは「ケ」の料理なのです。 作るときはこれを対角線に切って三角形に . . . 本文を読む

わんこそばは楽し

2004-08-06 | ■食べ物
盛岡駅前にある「東家」という店で、わんこそばを楽しみました。この店は今回2回目ですが、従業員教育が大変よくされているらしく、応対が実にさわやかな店です。 「わんこそば」を知らない方のために、どんなものかを簡単に紹介すると、「わんこそば」は、食べ物であるそばそのものというより、その「食べ方」に大きな特徴があります。 「一人では食べられない」のがわんこそばの最大の特徴かもしれません。より正確に言う . . . 本文を読む

オリンピックの話◆第4話 体操ニッポン

2004-08-05 | └オリンピックの話
1972年のミュンヘン五輪で男子バレーボールと並んで、その強さを見せつけてくれたのが男子体操チームでした。 史上最強ともいわれるメンバー(加藤沢男、中山彰規、監物永三、塚原光男、笠松茂)を擁し、ライバル・ソ連に大差をつけてのオリンピック団体4連覇。まさに王者の貫禄でした。 圧巻は、団体最後の種目鉄棒で塚原選手が見せてくれた「月面宙返り」。9.90という当時見たことのない高得点を挙げ(あのコマネ . . . 本文を読む

オリンピックの話◆第3話 ミュンヘンへの道

2004-08-04 | └オリンピックの話
ある年齢から上の世代にとって、郷愁を感じざるを得ないアニメに「ミュンヘンへの道」があります。 「ミュンヘンへの道」とは、1972年のミュンヘン五輪を目指す男子バレーボール全日本チームの軌跡を描いたアニメです。通称「松平一家」を率いるのは松平康隆監督。彼がチームの士気を盛り上げるために、テレビ局に強力に働きかけて作られたのだとか。確か練習風景なんかは実写、選手個々の生い立ちやエピソードの紹介の部分 . . . 本文を読む

オリンピックの話◆第2話 オリンピア競技会

2004-08-03 | └オリンピックの話
さて、クーベルタンがそんなにまでして復活させたかった古代ギリシアのオリンピア競技会とはどんなものだったのでしょう。 「オリンピック」の語源ともなっているオリンピアとは、ギリシア神話に登場する最高神ゼウスの神殿があった場所です。古代ギリシア時代、ここで4年ごとにゼウスを讃える祭典と競技が行われました。同じような競技会は、実はオリンピア以外の3カ所でも開催されていましたが、そこはやはり大神ゼウスに . . . 本文を読む

オリンピックの話◆第1話 語れなかったクーベルタンのこと。

2004-08-02 | └オリンピックの話
職場で「オリンピックっていつからだっけ」という話題を聞きつけ、ヨッシャ私の出番とばかりに「それは近代オリンピックのこと?それとも古代のこと?」「近代なら、1896年アテネで開かれたのが最初で云々…クーベルタンが云々…」と調子に乗ってしゃべりかけたら、「ハイハイ。でも今聞いているのは今年のオリンピックが始まる日はいつかってこと!」と一蹴されてしまいました。発祥の地に戻ってくる今年のオリンピックならで . . . 本文を読む

夏本番。

2004-08-01 | ■青森県
青森でこんなにクーラーのお世話になる夏は何年ぶりだろう。 今日は明日から始まるねぶた祭りの前夜祭として浅虫の花火大会が行われた。今年のねぶたは「暑い夏」の中でハネることができるようだ。 夕べは隅田川花火大会だったとのこと。かつて上野のマンションの屋上から見ていた。2カ所から打ち上げられる花火は豪華絢爛、迫力満点。しかし、東京の花火は街の灯りが邪魔だな、と思った。夜空に反射するネオンが、花火の背 . . . 本文を読む