
1980年12月8日、ジョン・レノンが殺されました。ポール・マッカトニーは、あまりの衝撃に、ジョンの死について語ることを封印してしまいますが、1982年に発表されたアルバム"TUG OF WAR"が、彼なりの答えだったのかもしれません。
表題曲~"Take It Away"の息もつかせぬメドレーからこのアルバムはスタートします。"Take It Away"の完璧なコーラスには今でも鳥肌が立ちます。「ビートルズ」のアルバムに入っていてもおかしくない"Somebody Who Cares"。スティービー・ワンダーとのデュエット1曲目"What's That You're Doing?"。これは完全に「スティービーの曲」ですね。そして、ジョンに捧げる"Here Today"(レコードで聴いていた頃にはA面の最後の曲でした)。「もし君が今ここにいたら…」「僕は本当に君を愛していた。一緒に歩んでくれたことがうれしい…」。ポールは静かにジョンへの思いを吐露しています。
一転してノリノリの"Ballroom Dancing"。こういう曲って本当にポールらしい。お次は"The Pound Is Sinking"。こういう皮肉っぽい曲もポールらしい。そして、名曲"Wanderlust"。この曲には何度泣かされたことか。カール・パーキンスとの共演"Get It"。軽快。笑い声がフェイドアウトし、かぶさるように"Be What You See (Link)"。ほんのつかの間の異次元世界。"Dress Me Up As A Robber"で巧みなボーカルを聴かせたあと、ラストの曲が"Ebony And Ivory"。シングルカットされたスティービーとのデュエット2曲目です。こちらはポールがスティービーをぐいぐい引っ張ってるって感じですね。
どの曲として「ハズレ」のない、見事なアルバム。世界で繰り広げられる"Tug of War"(綱引き)を静かに憂えることから始まり、ジョンへのオマージュをはさんで、黒人と白人が同じピアノの前にすわり、素敵なハーモニーを奏でる…というシーンで幕を閉じます。ジョンの死を乗り越え、いくつもの新たなメッセージとすばらしいメロディを私たちに投げかけてくれるポール・マッカートニーの偉大さを改めて感じたアルバムです。
新しいシリーズ「私の好きなアルバム」を立ち上げました(これまでに紹介したアルバムにも改めてタイトルをつけ直しています)。上の写真は、大学時代に聴いていたカセットテープ。あの頃自作のカセットラベルにちょっと凝っていたのです。
「TUG OF WAR」>>Amazon.co.jp
表題曲~"Take It Away"の息もつかせぬメドレーからこのアルバムはスタートします。"Take It Away"の完璧なコーラスには今でも鳥肌が立ちます。「ビートルズ」のアルバムに入っていてもおかしくない"Somebody Who Cares"。スティービー・ワンダーとのデュエット1曲目"What's That You're Doing?"。これは完全に「スティービーの曲」ですね。そして、ジョンに捧げる"Here Today"(レコードで聴いていた頃にはA面の最後の曲でした)。「もし君が今ここにいたら…」「僕は本当に君を愛していた。一緒に歩んでくれたことがうれしい…」。ポールは静かにジョンへの思いを吐露しています。
一転してノリノリの"Ballroom Dancing"。こういう曲って本当にポールらしい。お次は"The Pound Is Sinking"。こういう皮肉っぽい曲もポールらしい。そして、名曲"Wanderlust"。この曲には何度泣かされたことか。カール・パーキンスとの共演"Get It"。軽快。笑い声がフェイドアウトし、かぶさるように"Be What You See (Link)"。ほんのつかの間の異次元世界。"Dress Me Up As A Robber"で巧みなボーカルを聴かせたあと、ラストの曲が"Ebony And Ivory"。シングルカットされたスティービーとのデュエット2曲目です。こちらはポールがスティービーをぐいぐい引っ張ってるって感じですね。
どの曲として「ハズレ」のない、見事なアルバム。世界で繰り広げられる"Tug of War"(綱引き)を静かに憂えることから始まり、ジョンへのオマージュをはさんで、黒人と白人が同じピアノの前にすわり、素敵なハーモニーを奏でる…というシーンで幕を閉じます。ジョンの死を乗り越え、いくつもの新たなメッセージとすばらしいメロディを私たちに投げかけてくれるポール・マッカートニーの偉大さを改めて感じたアルバムです。
新しいシリーズ「私の好きなアルバム」を立ち上げました(これまでに紹介したアルバムにも改めてタイトルをつけ直しています)。上の写真は、大学時代に聴いていたカセットテープ。あの頃自作のカセットラベルにちょっと凝っていたのです。
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カセットテープのラベル、懲りましたねぇ。
アルバムタイトルやアーチスト名を、裏からこすったら転写するシールを使って必死で書いたり、ワープロで曲名を打つのに、位置あわせにうまくいかなくて苦労したり・・・現在、パソコンでCDラベルを作成するのと比較して随分アナログな苦労をしていましたね^^;
そんな努力の結晶、約300本は引越しのタイミングに軽い気持ちで処分してしまいました(涙)
当時、20才前後のお子ちゃまでしたが、『Ebony And Ivory』は感動的でした。
凝る人いたんですね~、けっこう。ワープロが出てきてからそっちに走ってしまいましたが(そう、位置あ合わせは大変でした!)、あの頃は手書き路線でがんばりました。そんなカセットを並べてはひとりほくそ笑んでいました。自己満足。
私はモノを捨てられないので、ほとんど残ってますよ。さすがに字がぼやけて読めなかったりしますが。