先週の土曜日に放映されたフジテレビのプレミアムステージ特別企画『超時空ミステリー! 世紀の天才ダ・ヴィンチ最大の謎と秘密の暗号 ~「ダ・ヴィンチ・コード」の真実に迫る!~』
を見ました。それにしても長いタイトルやね~。
『ダ・ヴィンチ・コード』を手がかりに、レオナルド・ダ・ヴィンチが残した「暗号」の謎に迫ろうという番組。米倉涼子と藤木直人がナビゲーターとして、フランスやイタリアロケの様子がふんだんに盛り込まれていました。ダ・ヴィンチも登場するのですが、演じるのはなんと竹中直人。こういうドキュメンタリーに「俳優」を登場させるのはいったいどういうわけなのでしょう。私にとっては、彼らの「顔」や「演技」が邪魔で、本当に見たいところがぼやけてしまうのですが…。「講師」として登場する、かの博覧強記の荒俣宏センセイもこの番組に限っていえば、本当に必要だったのでしょうか?
それでも、さすがにテレビの力だと思ったのは、レンヌ・ル・シャトーやマグダラのマリア教会など、なかなか見ることのできない風景を伝えてくれたことと、CGを駆使してたとえば「最後の晩餐」の立体化映像を見せてくれたことです。
番組では、ダ・ヴィンチが残した次の5つの暗号や謎を取り上げていました。
1「モナリザ」の微笑みにカモフラージュされたもの
2「最後の晩餐」に描かれた、「いないはずの女性」
3 謎の秘密結社シオン修道会総長としての顔
4 鏡文字に隠されたもの
5 膨大なアイディアスケッチに見る予言
シオン修道会については、「事務局長」を名乗るジノ・サンドリ自身が特異な風貌で登場してびっくりしましたが、謎に包まれたシオン修道会の真の目的については、「それは言えません」とにべもありませんでした。日本のテレビにまで出てきてそれはないでしょう、と思ったのですが、あれは、「秘密はゼッタイ守るんだ!」というシオン修道会の力強いメッセージだったのかも知れませんね。
それから、もう一つ興味深かったのは、「聖骸布」の再現です。炭素14による年代測定とは若干ずれるものの、聖骸布を作ったのはダ・ヴィンチだという説があることは初めて知りました。彼は「写真」の原理をスケッチに残していますが、当時手に入ったと思われる原料のみを使って「印画紙」を作り、実際に試してみると、あらま、ほんとに「ネガ」の状態が写し取られたではありませんか。じゃ「血液」はどうやって?という疑問には答えてくれませんでしたが、ダ・ヴィンチならもしかしたら本当に「聖骸布」を作れちゃったのかもしれない、と思わせました。もっとも、番組でも言っていましたが、不思議なことはすべてダ・ヴィンチがやったことにしてしまうのは、「宇宙考古学」と同じくらい「悪い癖」ですね。
『ダ・ヴィンチ・コード』関連本>>Amazon.co.jp
を見ました。それにしても長いタイトルやね~。
『ダ・ヴィンチ・コード』を手がかりに、レオナルド・ダ・ヴィンチが残した「暗号」の謎に迫ろうという番組。米倉涼子と藤木直人がナビゲーターとして、フランスやイタリアロケの様子がふんだんに盛り込まれていました。ダ・ヴィンチも登場するのですが、演じるのはなんと竹中直人。こういうドキュメンタリーに「俳優」を登場させるのはいったいどういうわけなのでしょう。私にとっては、彼らの「顔」や「演技」が邪魔で、本当に見たいところがぼやけてしまうのですが…。「講師」として登場する、かの博覧強記の荒俣宏センセイもこの番組に限っていえば、本当に必要だったのでしょうか?
それでも、さすがにテレビの力だと思ったのは、レンヌ・ル・シャトーやマグダラのマリア教会など、なかなか見ることのできない風景を伝えてくれたことと、CGを駆使してたとえば「最後の晩餐」の立体化映像を見せてくれたことです。
番組では、ダ・ヴィンチが残した次の5つの暗号や謎を取り上げていました。
1「モナリザ」の微笑みにカモフラージュされたもの
2「最後の晩餐」に描かれた、「いないはずの女性」
3 謎の秘密結社シオン修道会総長としての顔
4 鏡文字に隠されたもの
5 膨大なアイディアスケッチに見る予言
シオン修道会については、「事務局長」を名乗るジノ・サンドリ自身が特異な風貌で登場してびっくりしましたが、謎に包まれたシオン修道会の真の目的については、「それは言えません」とにべもありませんでした。日本のテレビにまで出てきてそれはないでしょう、と思ったのですが、あれは、「秘密はゼッタイ守るんだ!」というシオン修道会の力強いメッセージだったのかも知れませんね。
それから、もう一つ興味深かったのは、「聖骸布」の再現です。炭素14による年代測定とは若干ずれるものの、聖骸布を作ったのはダ・ヴィンチだという説があることは初めて知りました。彼は「写真」の原理をスケッチに残していますが、当時手に入ったと思われる原料のみを使って「印画紙」を作り、実際に試してみると、あらま、ほんとに「ネガ」の状態が写し取られたではありませんか。じゃ「血液」はどうやって?という疑問には答えてくれませんでしたが、ダ・ヴィンチならもしかしたら本当に「聖骸布」を作れちゃったのかもしれない、と思わせました。もっとも、番組でも言っていましたが、不思議なことはすべてダ・ヴィンチがやったことにしてしまうのは、「宇宙考古学」と同じくらい「悪い癖」ですね。
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しかしこれを信じがたいと思う人は多いと思うのです。
これが事実であった場合、今までの聖書なり
伝説はすべて嘘の上になりたったことになります。
私自信は無宗教なので驚きよりは、感動を覚えました。
もともと神とか宗教とかは信じていなかったので、
あ~やはりそうなのか。みたいな印象を受けました。
確かにこの話がすべて本当がどうかはわかりません。
しかし、逆説的に言えば聖書が事実だと言う証拠も
ないわけです。
これを見て信仰を止めた方も多いでしょうし、
また、これを知った上で信仰を続ける方もいるかと
思います。
しかし私は思うのです。
この世に事実ないし、真実なんて物は存在しないのではないか?
私達が習っている歴史や文化。
それらすべては、都合のいい解釈ではないのか?
ナポレオンが言ってる通り、「歴史とは、合意の上に成り立っている作り話である」と・・・・。
コメントありがとうございました。お返事遅れてすみません。
歴史はもちろん、その時代時代の歴史家が様々な解釈を加えて「作り出されて」いるものです。公正中立であるべき「教科書」さえ「事実」のとらえ方によってずいぶん書き方が違ってきます。しかしだからこそ歴史は面白いのだと思います。データ(=事実)だけの羅列では全くつまらないし、「現代人」の様々な(時には都合のいい)解釈によって歴史に息が吹き込まれるのではないでしょうか。クローチェの「すべての歴史は現代史である」、E・H・カーの「歴史とは現在と過去の対話である」という言葉はそのことを示しているような気がします。
確かにyappiさんの言う通りかもしれません・・・。
事実だけの羅列では誰も興味も関心も抱かないと思うます。
いろんな人間が色々な解釈をして、時には都合のいい事を、時には都合の悪いことを。
こうやって今まで歴史は繋げてこられたのかもしれません・・・。
本当の事実なんてこの世に何一つないのかもしれませんが、私はそれでも少しでも真実に近づきたいと思うのです。
yappiさんのコメントの中に、教科書の話題が出ていましたが、私もその通りだと思います。
日本の落とされた原爆が、実は日本で作った原爆なのだと言う事実は一体どれくらいの人が知っているでしょうか?
今使われている教科書の中で語られている事実は、
日本側がまったくの被害者で、アメリカ側が加害者であると語ってありますが、事実は違います。
私がこの事実を知った時、私はこう思いました。
一部の利権者達が自分達の都合や、感情だけで
何万人と言う国民を犠牲にしたにもかかわらず、
日本と言う国はそれを認めようとも、謝罪せようとせず、アメリカ側が悪いと言っています。
自分達の都合の悪い事を他国のせいにして、
自分達が犠牲者面をしているなぁーと・・・・。
その上で日米和平条約などと言う、表面上だけの
条約を結んで、国民が納得するわけがないと思います。
この事だけではなく、日本と言う国は情報と言う面だけで考えれば、すごく封鎖的な国だと思わざるおえないと思うのです・・・・。
事実が全て善であるとは私も思いません。
確かに知らない事の方が幸せな事もあるでしょうし、
現実、知らない事の方が多いのも事実です。
しかし、知らなければいけない事も多いと思うのです。
それを一部の利権者達の都合で、一般の人に知らせないことは明らかに悪であると思います。
長々と書いたしまい申し訳ありません。
ご返事をいただきまことにありがとうございました。