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カクレマショウ

やっぴBLOG

どうしても“Calling You”(ジェヴェッタ・スティール)が聴きたくなる時。

2010-08-26 | ■私の好きな歌


ムムム…

ジェヴェッタ・スティールJevetta Steeleの”Calling you”。この曲は映画「バグダッド・カフェ」とともにあるものだとずっと思っていましたが、映画と切り離しても、無性にこの曲が聴きたくなるんだなあ…。家で聴くより、クルマの中で聴くより、この曲を聴くと、ほんとうに気持ちが良くて、幸せだなあと感じる店があります。この曲をかけてもらうために行くこともあるくらいで。

YOU TUBEで探すと、ジェヴェッタ以外の人が歌っているカバーもいろいろ出てきますが、どれを聴いても、彼女に勝るインパクトはない。セリーヌ・ディオンもバーバラ・ストライザンドもジョージ・マイケルも、確かにうまいし、ちゃんと聴かせどころを知っている。でも、この曲はやっぱりジェヴェッタ・スティールのものだ。“Calling You”は、それ自体が名曲だから(作詞・作曲=ボブ・テルソンBob Telson)、いろんなアーティストが歌ってみたくなる気持ちもよく分かりますが…。

唯一、ホリー・コールの”Calling You”だけは、アレンジを原曲とは大きく変えていて、ジャズになっているので、聴き応えはあります。それでも、ホリー・コールのは、全く「別もの」として聴くのがふさわしい。



そもそも、オリジナルを超えるカバー曲ってのはあり得ないと思っています。自分の好きな歌手が、自分の好きな歌を歌ってくれると聞けば、当然聴きたくなる。で、実際聴いてみる。原曲を尊重したアレンジ&歌い方だなあと思ったり、原曲をすっかり自分なりに消化して「別物」として歌っているなあと思ったり。でも、感じるのはそれだけ。ずっと何度も聴き続けることはまずない。結局はオリジナルに戻っていく。

もう、ジェヴェッタ・スティールのバージョンを、何十回も繰り返し聴いたことでしょう。歌詞は完璧に覚えました(たぶん)。全体の構成はいたって単純で、サビを含め、以下の3つのパートの繰り返しです。

【A】
 A desert road from vegas to nowhere,
 some place better than where you've been.
 A coffee machine that needs some fixing
 in a little cafe just around the bend.


【サビ】
 I am calling you.
 Can't you hear me?
 I am calling you.


【B】
 A hot dry wind blows right through me.
 The baby's crying and I can't sleep,
 but we both know a change is coming, <※>
 come in closer sweet release.


これを、【A】→【サビ】→【B】→【サビ】→【サビ】→【A】→【B】→【サビ】という順番で歌っています。間奏で聞こえるハーモニカがまた心地よくて。

さて、ここで注意(?!)したいのは、【B】のパートの<※>部分です。2回目に出てくる時には、ここだけ

 and I can feel a change is coming,

に変わっているのです。

この【B】の部分の歌詞も、【A】と同じように、映画の内容とリンクしているわけですが、

 A hot dry wind blows right through me.
  熱く乾いた風が 吹き抜けていく
 The baby's crying and I can't sleep,
  赤ん坊が泣いていて 眠れやしない


の次、1回目では、

 but we both know a change is coming,
  けれど 私たち二人とも 変わりつつあることを感じている
 come in closer sweet release.
  もっと近づいて 優しく心を解き放して


2回目は、

 and I can feel a change is coming,
  そして 私は変わりつつあることを感じている
 come in closer sweet release.
  もっと近づいて 優しく心を解き放して


こういうふうに変えたのは、やはり映画の内容によるものだと思います。"we both"だった主人公ジャスミンが、最後にはやっぱり"I"なんだと悟る。このあたりの微妙な違いも、ジェヴェッタは、感情込めて(かといって込め過ぎずに)歌ってくれているからうれしくなる。

ムムム…

やっぱりこの曲は「バグダッド・カフェ」を抜きにしては語れないのか。

ア~~~~アア~アイム コ~~リング ユ~~…

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ヒロポンネソス戦争)
2012-08-16 15:00:26
こんにちは。
不気味であり、美しくもあり・・・何とも言えない、独特の響きがありますね
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Unknown (ジョージ派w)
2013-06-08 23:23:21
ジョージマイケルのコーリングユーが聞きたくなり、フラフラとここにたどりつきました。原点はここなんですね、いい事を聞きました、ありがとうございます。
確かに、良い歌い手さんですね。繰り返し聞きたい気持ちにも頷けます。ただ私にとってはオリジナル(初聴)がジョージなだけに、、、、ジョージ、、、かなw
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嵐が俺をよんでるぜ-Storm Calling ME- (yazooNo.5)
2014-07-26 01:39:05
 素晴らしい考察に感心しました。
 この曲を聴いた後、無性に”恋するフォーチュンクッキー”が聴きたくなりました!?
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4u (Unknown)
2015-11-21 01:41:33
The Voice of Polond
Calling You by Mrs. Dorota.
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