
「ヘリウム・リング」というワーク。伊藤昭彦校長は、チーム・ビルディングに向けて、「教職員の思いを一つにする」ためによくこれをやっていたそうです。今回の学習会で実際に私たちも体験することができました。
プラスチック製の軽いフラフープを十数人が囲み、それぞれ人差し指1本で支える。一人も指を離すことなく、全員で息を合わせてそれを下に降ろしていき、地面に着地させる。以前、新聞紙を丸めて筒状にしたものを3人で下に降ろすのはやったことがありましたが、今回は更に難しい。やってみれば分かりますが、どうしても、「下」ではなくて、「上」に上がろうとするのです。「支えよう」という意識が知らず知らずのうちに「上」方向への力に替わってしまうのでしょう。
せーの、という掛け声でリングを下に下げようとするのですが、どうしても輪の中のどこかが上に上がっていってしまう。スタート地点をできるだけ低いところから始めたらという誰かのアイデアも水泡に帰す。これって、絶対不可能なんじゃないの?とさえ思ってしまったほどです。
ところが、3つのグループのうち、なんと隣のグループが成功していました!
成功したグループの人にあとで話を聞いてみたら、成功した要因は、まず、「リーダー」となる人が出たこと。その人の声掛けで意識を集中することができたという。そして、もう一つ重要なのは、サブリーダー的に、リーダーを補佐する役割の人がいたということ。
伊藤校長のお話だと、相模向陽館高校の先生方なら、ものの数十秒でできてしまうのだとか。慣れもあるのでしょうけど、ふだんから「息を合わせる」仕事をしていると、こういうことまで簡単にできてしまうのだなあとつくづく思いました。たぶん、輪の中に一人でも、「あの人がいるからイヤだな~」とか思っている人がいたら、絶対できないと思うし、そういう人がいないまでも、あの人のところからいっつも上に上がっていくんだよね…とかひそかに思っている人がいても決して成功しないでしょう。
また、タイミングという点では掛け声ももちろん大切だけど、それだけでは成功しないことも分かりました。「思い」を一つにするって、本当に難しい。チームの思いが本当に一つになっているかどうか確かめたい時は、このヘリウム・リングをやってみればすぐ分かりそう。で、うまくいかなかった場合には、なぜうまく降ろせなかったかとちゃんと振り返る。そうすれば、意外と見えなかった人間関係が見えてきたり…。実際にフラフープ使わなくても、常に仮想のヘリウム・リングを意識しているって大事です。
奥が深いヘリウム・リング。100均行ってフラフープ買ってこなくちゃ☆彡
苦手な人がいることって悪い事なんでしょうか。まぁ、仕事を円滑にする上では悪いことなんでしょうね。
全員と仲良くやりたいし、全員好きでいたいに違いないのに(そして自分も受け入れてもらいたいのに)全てが叶うわけではない。そうできないのは自分が悪いって思っちゃうんですよね。
うわぁ、、、なんか自分すごくめんどくさい。。。やっぴさんのブログでぼやいてすみません。そんなの上手く折り合いつけてそれなりにやっていけばいいんですよね。あぁ開き直りって素晴らしい。
苦手な人のいいところを探す、というのが、いわゆるオトナなのかもしれませんけどね!
ちょっと気持ちが楽になりました^^ありがとうございます。