今日はほんわかと暖かい日和なので、チューリップの植え付けをしました。とりあえず、60本。
咲いた時の彩りを考えて植え付けようと思っていたのですが、最後のほうは、どの球根がどの色だったか分からなくなってしまって、まぁいいやとテキトーに植えてしまいました。
球根に花の色がついていれば一目で分かるのに!と一瞬思ってしまいましたが、それは人間の勝手な言い草ですね。チューリップは、ヨーロッパではバラと並んで人気のある花らしく、19世紀以来、多くの品種が人間の手によって作られてきました。今の時期のホームセンターに行けば、その種類の多さに驚きますよね。色合いも花弁のかたちもいろいろあって。複雑なのは値段も張ります。品種改良しすぎて、チューリップに見えないようなやつもありました。そのほとんどは、オランダからの輸入だそうです。
オランダといえば、チューリップと風車ですね。チューリップは、しかし、元からヨーロッパにあったわけじゃなくて、原産地はトルコから中央アジアあたりと言われています。オスマン・トルコ時代に建てられたブルー・モスクのタイルにもチューリップのモチーフが使われていました(昔、イスタンブールに行ったときに確認しました)。18世紀前半ごろには、「チューリップ時代」と呼ばれる、オスマン文化の円熟期を迎えます。トプカプ宮殿でも、離宮にチューリップ庭園が作られたり、とにかく、チューリップの装飾品が大流行した時代です。ただ、この時代のチューリップは、ヨーロッパから逆輸入されたものなのです。
トルコからヨーロッパにチューリップが伝わったのは、16世紀ごろのこと。17世紀には、オランダは貿易国家としてヨーロッパ一の大国となっていました。有り余るお金を人々は何に使ったのかというと、「富の象徴」としてのチューリップへの投機だったのです。で、起こったのが「チューリップ・バブル」。珍しいチューリップの球根には莫大な値段が付けられました。当時の平均年収の10倍の値がついた球根(1個ですよ!)もったといいますから、もうクレイジーとしか言いようがありませんよね。面白いのは、「たかが球根じゃねーか」ということに気付いた人がいて(当たり前ですね)、投機熱が衰えるのも急激だったのだとか。あっという間のバブル崩壊。これ以降、オランダの経済界全体が活気を失い、世界経済の中心地はアムステルダムからロンドンへと移っていきます…。いわば、チューリップが時代を変えたということですね。
それにしても、その、何千万円だかする球根がどんな花を咲かせたのか、見てみたかったもんです。
日本人もオランダ人に負けないくらいチューリップ好きです。春には欠かせない花。子どもが描く最初の花の絵はたぶん多くがチューリップだし。童謡もあるし。バンド名にも使われている(しかし、なぜ「チューリップ」だったのかな、財津さん!)。全国各地にチューリップ公園みたいなのもあります。岩手県軽米にもチューリップ園があって、行ったことがありますが、確かに見事な光景でした。そこにも風車があったりして、やっぱりチューリップといえば、オランダの風景なのですなあ。
さて、チューリップはやっぱりチューリップらしく、つーことで、私は、ごく当たり前の、黄色とかピンクとか紫とか赤のセットと、それから混合系のものを少々選びましたけどね。計60個といっても、植えてしまえばあっという間です。
雪の下でしっかりひと冬越えて、春にはきれいな花を咲かせて欲しい。
咲いた時の彩りを考えて植え付けようと思っていたのですが、最後のほうは、どの球根がどの色だったか分からなくなってしまって、まぁいいやとテキトーに植えてしまいました。
球根に花の色がついていれば一目で分かるのに!と一瞬思ってしまいましたが、それは人間の勝手な言い草ですね。チューリップは、ヨーロッパではバラと並んで人気のある花らしく、19世紀以来、多くの品種が人間の手によって作られてきました。今の時期のホームセンターに行けば、その種類の多さに驚きますよね。色合いも花弁のかたちもいろいろあって。複雑なのは値段も張ります。品種改良しすぎて、チューリップに見えないようなやつもありました。そのほとんどは、オランダからの輸入だそうです。
オランダといえば、チューリップと風車ですね。チューリップは、しかし、元からヨーロッパにあったわけじゃなくて、原産地はトルコから中央アジアあたりと言われています。オスマン・トルコ時代に建てられたブルー・モスクのタイルにもチューリップのモチーフが使われていました(昔、イスタンブールに行ったときに確認しました)。18世紀前半ごろには、「チューリップ時代」と呼ばれる、オスマン文化の円熟期を迎えます。トプカプ宮殿でも、離宮にチューリップ庭園が作られたり、とにかく、チューリップの装飾品が大流行した時代です。ただ、この時代のチューリップは、ヨーロッパから逆輸入されたものなのです。
トルコからヨーロッパにチューリップが伝わったのは、16世紀ごろのこと。17世紀には、オランダは貿易国家としてヨーロッパ一の大国となっていました。有り余るお金を人々は何に使ったのかというと、「富の象徴」としてのチューリップへの投機だったのです。で、起こったのが「チューリップ・バブル」。珍しいチューリップの球根には莫大な値段が付けられました。当時の平均年収の10倍の値がついた球根(1個ですよ!)もったといいますから、もうクレイジーとしか言いようがありませんよね。面白いのは、「たかが球根じゃねーか」ということに気付いた人がいて(当たり前ですね)、投機熱が衰えるのも急激だったのだとか。あっという間のバブル崩壊。これ以降、オランダの経済界全体が活気を失い、世界経済の中心地はアムステルダムからロンドンへと移っていきます…。いわば、チューリップが時代を変えたということですね。
それにしても、その、何千万円だかする球根がどんな花を咲かせたのか、見てみたかったもんです。
日本人もオランダ人に負けないくらいチューリップ好きです。春には欠かせない花。子どもが描く最初の花の絵はたぶん多くがチューリップだし。童謡もあるし。バンド名にも使われている(しかし、なぜ「チューリップ」だったのかな、財津さん!)。全国各地にチューリップ公園みたいなのもあります。岩手県軽米にもチューリップ園があって、行ったことがありますが、確かに見事な光景でした。そこにも風車があったりして、やっぱりチューリップといえば、オランダの風景なのですなあ。
さて、チューリップはやっぱりチューリップらしく、つーことで、私は、ごく当たり前の、黄色とかピンクとか紫とか赤のセットと、それから混合系のものを少々選びましたけどね。計60個といっても、植えてしまえばあっという間です。
雪の下でしっかりひと冬越えて、春にはきれいな花を咲かせて欲しい。
昨日は暖かな陽気で外での作業は気持ちよかったことと思います。60個も球根植えたなんてすごいですね。春が楽しみですね。
ほんとうは、100本くらい植えたいのですが、何せ、植えるスペースが限られています。でも、あとで調べたら、もっと球根同士の間隔を狭くして植えてもいいみたいでした。失敗。