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「対話」による地域づくり──津屋崎ブランチから学ぶ。

2016-03-12 | ■世界史

青森中央学院大学で開催された「地域での対話の場のつくり方」。福岡県津屋崎地区で、対話による地域づくりに携わっておられる山口覚さんのワークショップに参加しました。

「対話」の考え方はとても大切だと思います。社会教育でも15年ほど前から「参加型学習」が取り入れられるようになっていますが、そこでも繰り返し言われてきたのは、「他の人の意見を否定しない」、「ホンネを言える場づくり」といったことでした。

「対話」は、「ダイアログ」とも言われ、根本的に「ディスカッション」(議論)とは違うもの。対話といっても、1対1ではなく、4~5人のグループでの話し合いの中で展開されます。つまり、一人の語ることを他の人たちが肯定しながら傾聴する、その繰り返し。もちろん、自分と同じ考え方や意見を持っているとは限らない。でもそれを否定せずに「受け容れる」ことによって、自分の意識も変わり、行動も変わっていくかもしれない。異なる意見に遭遇した時の葛藤を乗り越えて、成長していくのですね。

「対話」の手法が、津屋崎のような地域づくり活動はもちろんですが、議員研修や中学校の授業、PTA集会、企業研修など様々な場面で活用されていることに改めて驚きました。私自身、今日のワールドカフェでもたくさんの気づきと発見がありました。良い学びの場でした。


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