三八地区の教員対象のキャリア教育研修会の資料が回ってきました。「今とこれからをむすぶ─地域医療を守るためのキャリア教育の実践─」と題した講演資料にいたく心を動かされました。講師は、南部町にある社会医療法人博進会南部病院の看護部長さんです。
南部病院さんは、県が進めるキャリア教育の事業に当初から積極的に御協力いただいています。教育支援活動に協力できる企業リスト「我が社は学校教育サポーター」にいち早 . . . 本文を読む
「ウチの子に限って」という思いは、親としての当然の気持ちかもしれません。何か「悪さ」をして学校の先生から連絡があった時なんか、にわかには信じられずに咄嗟にそう反応してしまうのはわかります。
ところが、最近では、「ウチの子だけですか?」という反応が見られるのだそうです(小野田正利「モンスター・ペアレント論を超えて」、「内外教育」2015年4月17日号)。つまり、なぜウチの子だけが叱られなければなら . . . 本文を読む
「いじめについて、わかっていること、できること。」(国立教育政策研究所編、平成25年)を一読。平成25年3月に行われた公開シンポジウムの様子を収めた本です。
基調講演の内容をかいつまんで紹介すると、
・いじめ問題の歴史:1970年代後半からこれまで4回の「社会問題化」があった。・いじめ問題に対するマスコミ報道の特徴:学校や教員の対応に問題があった時に大々的に取り上げ、いつの間にか問題をいじめと . . . 本文を読む
「地域づくり」6月号の特集は、「高校の魅力化による地域活性化」。全国13高校の取組事例が紹介されています。その中には、五所川原農林高校の地域と密着した取組も!
五農高では、平成24年度から第6次産業化推進協議会を立ち上げ、地元農産物のブランド化を進めています。連携している企業や団体は20以上にのぼるのだとか。たとえば、日立製作所の協力によって同校が開発したマイファームセンターというシステム&nb . . . 本文を読む
「アルバムのチカラ」。写真集「浅田家」で知られる浅田政志さんの写真展をはっちでやってます。
大震災の時、津波に流された家族のアルバムとか写真をきれいに洗浄して持ち主に返す活動をしていた人たちがいました。浅田さんは2年間にわたって、彼/彼女らを取材し、写真に収めていました。
家財道具のほとんどを津波に流されても、自分や家族の写真を見つけた時の喜びはとても大きかったそうです。簡単に「分か . . . 本文を読む
帰りの新幹線まで時間が空いたので、東京都美術館で開催中の「大英博物館展」駆け足で見て参りました!
「100のモノが語る世界の歴史」というサブタイトルどおり、古代から現代まで、大英博物館の収蔵品で歴史をたどっていくという趣向。それぞれの展示物に付けられたキャッチコピーが秀逸で、こんな感じで歴史を教えたら楽しいだろうなーと思いました。
たとえば、ガンダーラの仏像には「人の姿になったブッダ」というコ . . . 本文を読む
紅白2色のめでたい花。
1本の木に白と赤の両方の花をつけるいわゆる「源平咲き」の花梅の木です。「源平咲き」は、遺伝子の突然変異によって発生するんだって。
こんなふうに遺伝子の異なる細胞が混じった状態の生物を、ギリシャ神話に出てくる怪物(頭がライオンで胴がヤギでしっぽがヘビ)の名にちなんで「キメラ」といいますが、キメラと呼ぶにはあまりにも可憐すぎますね、この花梅。 . . . 本文を読む
「りんごの花を見ながら日光浴てのもオツなもんだね。」
「そうね。それにしてもアナタ、裸になるにはまだ早過ぎじゃない?」
「…そ、そうかい? でも、キミだって、どう見ても花見の格好じゃないよ。」
「何言ってんの! この赤がりんごの白い花に映えてバッチグーじゃない!」
「…バッチグーって……。寒いよ…」 . . . 本文を読む
いわゆる「不読率」。ある全国調査によると、高校生の約半数が、「1か月に1冊も本を読まない」んだそうです。ということは、高校生活3年間において、ほとんど本を読まないで卒業してしまうということか。ホントかよ! にわかには信じられない気もしますが、そうだとすれば、これは本当に由々しきことではないかと思う。一番感受性豊かで、受容能力も高いと思われる高校時代に本を読まないなんて、もったいないとしか言いようが . . . 本文を読む
インドのイム。ではなくて、「インドの仏」展(東京国立博物館)。このロゴ、手塚治虫風ですね。これは絶対、手塚治虫の名作「ブッダ」を意識してるね(*^_^*)
2世紀頃のクシャーナ朝の時代の石仏に始まり、10世紀パーリ朝時代まで、歴史を遡ると、その時代時代で当然のことながら仏像の作り方が変化していることが一目瞭然です。ギリシア・ローマ文化の影響を受けたクシャーナ朝時代の仏像(ガンダーラ様式)は、 . . . 本文を読む