今日は、茅野市美術館で秋に開催される写真展「寿齢讃歌」の講評会。
毎年、市民館に木之下晃先生がいらして、応募作品の講評をしてくださいます。
今年で7年目。応募者のレベルが上がってきたとのこと。
北は、北海道、南は愛媛県まで、随分、遠くからの応募がありました。
木之下晃先生が、写真雑誌「日本カメラ」への応募写真の審査員をしていらっしゃることもあり、そちらへ応募していらっしゃる上級者からの応募もあったようで、合計、百数十点にのぼったそうです。
こちらは、私が昨年応募した写真。
一人2点までです。
下の写真のようにカラーで応募した写真が、上のように白黒に変換されての展示です。
コンテストではないので応募写真は、全作品が展示されます。
写真プリント、額縁制作や、展示などの下準備は、NPOのボランティアの方々が携わっています。
今年は、高校の先生とその生徒さん5名での応募というのもあり、先生が代表して講評を受けに来ていらっしゃいました。
その先生に、木之下先生が、若い人から見たお年寄りの撮り方をお話していらっしゃるところです。
さんざん写真を見たり、写したりしてきた大人が写した写真と違い、まだ若いいろいろをあまり知らない方が写した写真は、うまい、下手とは違う新鮮さを感じられるとのこと。
生徒個々の写真の講評ではなく、子供たちが見たお年寄りとはどういうものなのか?どういうところにお年寄りを感じるのか?そういうところを写しとるように指導をするようにというようなことをお話していらっしゃいました。
いつもは、応募写真のトリミングなどで時間をとっていましたが、今年はトリミングの必要な写真も少なく、その分先生の写真に対するお話が多くなり、今までで一番充実した講評会だったように思いました。
素人が写すと、センターでピントを合わせようとするため上に空間が広くできてしまい、下がかけることが多いとの指摘。
で、何人かの方は、トリミングとなりました。
最後の質問では、メガネをかけている方を写すと、ピントが眼鏡のフレームにあってしまい、目に合わないがどう写したらよいかとのことでしたが、マニュアルで写さなくては無理とのことでした。
そんなことは気にしないで写せばよいし、どうしても気になるようならメガネを外してもらって写せば良いとのこと。
要するに、撮りてが被写体のどこに感動したかを伝えられるような写真を撮るということでした。
記念写真にならないようにするにはどうしたら良いかを考えて、そこで一工夫、写してが工夫をする必要も出てくる。
とりあえず、1枚記念写真を写したら、そのあとちょっと声をかけ、思いがけない仕草を引き出したりするのが写しての技。
今年の私の応募写真は、記念写真になってしまったかも。
来年、頑張りましょう。
現役時代、木之下先生とご一緒に仕事をしたという方もブログを見てくださっているようですので、ぼけてしまいましたが先生の正面の写真もアップします。
今日の木之下晃先生です。
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