
では、休耕田に蒔いた蕎麦の花が満開になり、頭を垂れ始めた稲穂と縞模様になっています。
満開の蕎麦の花と、八ケ岳からの日の出を撮ろうと早朝から、カメラマンが大勢訪れています。
大きな車に、機材を乗せて車の上に、カメラをセットして日の出を待つ人もいます。
私も、5時30分に家を出て、列の中に混ざってみましたが、何か変。
よく見ると、カメラが下を向き皆、手に上半分が黒いガラスのようなものを持って構えています。八ケ岳は、正面なのに?一眼レフに付き物のレンズフードも付いていません。
初対面の方達なのに、早速、質問。カメラが下を向いているのは、広角レンズだから。「見てご覧。ちゃんと山も入っているから。」とファインダーを覗かせてくださいました。蕎麦畑に向いている、この角度でちゃんと、正面の八ケ岳も入っています。カメラは、全員、中盤カメラ。
レンズの前に当てているのは、NDフイルターといい、強い光量を加減したい時に使用するもの。雪山などでも使うそうです。今回の撮影では、蕎麦畑と背景との境目に黒い部分と透明な部分の境目を合わせ、使用しているのが解らないように使うそうです。
下の写真は、私が露出マイナスで写したもの。
朝陽、夕陽はホワイトバランス曇り、露出はマイナスで写すと本で読みました。それでも、太陽は写りません。
あまりマイナスにすると、白い蕎麦の花まで黒くなってきます。お隣から「だめだよ。蕎麦の花を白く写すのには、露出をプラスにしないと。白い物を白く写すのはむすかしいんだよ。」と声がかかります。
露出をプラスにすると、蕎麦は白く写りますが、山が写りません。う~ん。一眼レフで四苦八苦。
下の写真は、NDフイルターをお借りして写したもの。露出は、マイナスのままですが。
左側、フイルターが当たっていないところは、山が写っていません。なるほど!!
買い物ついでに、カメラ店に寄って、NDフイルターについて聞いてみました。
価格は約5,000円~10,000円。黒い部分の濃さが違う物が望遠レンズ用(ハード)と、広角レンズ用(ソフト)とそれぞれ、3種類あります。
どれが良いのか解らないし、う~ん。もう少し、苦労してから、買うことに。。。