私は以前に、衣料製造が先進工業国から、新興工業国へと移っていったように、家電製品を製造する国々も、先進国から、新興国へと移っていくのは歴史の必然であると述べた。だが、その弊害と言っては失礼だが、その製品がどこの国で造られたものか。本当に信用できる製品なのかまでは調べることもなく、まあ、それは当然なのだが、使っているケースがほとんどである。だが、中には不良品もある。先日のロンドンのタワーマンションの火災の原因は冷蔵庫の爆発であったという。韓国では、殺人加湿器が問題になっている。一般家庭で長く使われてきた加湿器用殺菌剤が原因で、1500人以上の死傷者を出し、潜在的な被害者は200万人を超えるとも言われている。フランスの著名なフィットネスブロガーで、写真共有サイトのインスタグラム上でも人気を集めていた女性が18日、クリームを加圧して泡立てる器具が爆発して胸に当たるという不慮の事故で死亡した。冷蔵庫にしても、泡だて器が爆発するなんて、人は予想だにしていない。一時代前の電化製品と言えば、ある種、職人の造る優れものであった。しかし、現在の電化製品は違う。安価の製品造りに主眼が置かれ、壊れやすいという側面も持つ。ある意味、誰が造ったか、どこで造られたのか分からない製品でもあるのだ。(2017.06.23)
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