コロナも人が人と会う喜びを奪うことはできない。

コロナ禍も３年目に入り、たぶん、このオミクロン株の終息を経て、やがて、収まっていくだろう。その時に、私たちの生活はどうなるのかという話が出てきている。これまではこんな話もできないほどに、コロナに圧倒されてきたのである。さて、話の中心はコロナが収まった時に、コロナ禍以前の状態に戻るというものと、新しい時代を迎えるのだという話である。例えば、サラリーマンはリワークなどが終わり、再び、仕事が終われば飲み会に走る以前の状態と、いや違う、リワークは進み、飲み会はなくなるという説である。学校では対面授業の数や部活の在り方などがどうなるのかと言うことである。ただ、言えることは、まったく元には戻ることはないということだ。ある意味、コロナ禍によって、リモートなどの便利さも私たちは得たのである。病室にいる社長が部下に指示を出すこともできるようになったのである。その便利さを手放すとは思えない。一方で、人間は人と会う喜びを制限されたのである。そこからは解放されたいという欲望をコロナと言えども奪うことはできないはずである。（くちなし亭、2022.01.25）

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