競泳の10代選手に期待しているのは、池江璃花子選手だけではない。あらゆる分野で10代の若者が活躍している現状を願うのである。その競泳だが、池江選手の名が広がり出したころ、他にも、酒井夏海選手や長谷川涼香選手らがいたのだ。だが。これまで池江選手の活躍に比べて、他の選手の伸びが物足りなかったのである。しかし、昨日のジャカルタアジア大会の女子100メートル背泳ぎで、酒井夏海選手が金メダルを獲得した。しかも圧勝である。酒井夏海選手は初日のリレーに出て、その活躍が目を引いたが、それに自信をもったのか、ついに覚醒したように感じる。今大会の競泳はまだ折り返したところだが、平泳ぎの鈴木聡美選手や背泳ぎの入江陵介選手の復活劇もあり、若い人ものびのびとやっていて、まことに面白い。実態は日中の激突で、中国の必死さも見え、他の国の選手は弾き飛ばされているように感じるが、東京オリンピックを控えるわが日本代表にとってはとても良い大会になりつつある。(2018.08.23)
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