高層ビルのエレベーターの待ち時間でイライラしたかことは無いだろうか。特に、3台~5台も利用できるエレベーターがあるのに、なぜか、どのエレベーターも同じ階をうろうろしている。これに腹が立つ。コンピュター制御の時代に、あれは何とかならないものかと思うのである。事務所ビルでは、出勤時間や昼休み、退社時間が重なるので、いわゆるエレベーター渋滞が起こる。その難問に取り組んだのがリクルートの総務である。事務所ビルのエレベーターが渋滞する理由は三つあると言う。(1)同じ時間帯に出社する人数が多すぎる。(2)朝の出勤時間帯などは各階にエレベーターが止まるので、往復時間が通常よりも多くかかる。(3)まだ満員でないのに、エレベーターに乗らない人が多い。この三つの中で、世間的には(1)の解決のために、時差出勤を勧めるかもしれない。しかし、これを推し進めても、結局、効果は薄いそうだ。リクルートの総務が取り組んだのは(2)と(3)である。私が注目したのは(2)である。この問題を解決するためには、止まらない階を増やすことである。一般的には止まる階を高層部分と、低層部分に分けるか、偶数階と奇数階に分けるかの方法がある。総務の実験によれば、偶数階、奇数階に分ける方が効率が良いこのだそうだ。ただし、エレベーターのプログラム変更をするにはおよそ500万円もかかる。だから、リクルート社の総務といえどもおいそれと出来ない。彼らはアナログ的に対応して、止まらせたくない各階ボタンにシールを張って、成果を出したそうだ。(3月29日)
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