香港はこの４日で、２度目の台風警報を発令したそうだ。今年は本当に日本へ台風が来ない。先月だか、上海近郊で、ぐずぐずしていた台風が突然、日本列島を横断していったのが記憶にあるくらいである。しかし、そのころには台風は熱帯低気圧になっていったので、大雨は降らせたが、いわゆる台風らしい風は記憶にない。と言うことは台風は中国に向かっているのだ。香港には台風１７号、１８号と立て続けに、接近してきたのである。香港が被害を受けたということは当然、深耕など、中国本土にも影響があったはずである。その影響もあるのだろう。中国では洪水被害が収まらない。今年は去年の長江流域と違い、黄河流域が洪水に見舞われているそうだ。中国では山間地から海までの距離が長いので、一旦、洪水ともなれば、なかなか水が引かない。その分、被害額も大きくなるのである。さらに問題となるのは、狭西省での洪水で、この地は中国の有数の石炭生産地である。そこが洪水となり、石炭が採掘できなくなっているそうだ。石炭不足が加速され、停電を長引かせている。（くちなし亭、2021.10.13）
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