よく北朝鮮などで、自国通貨よりもアメリカドルや中国元などが通用するというニュースを耳にする。しかし、日本では一般の商店で、ドル紙幣やユーロ紙幣が使えるということはあるかもしれないが、珍しい。日本の銀行も対外通貨の交換をしているので、やろうと思えば、できないことは無いと思うが、その売買時点の交換レートが幾らなのか分からないので、手を出しずらい。そのような中で、マネーパートナーズという会社が提携する加盟店がお客から外貨を受け取り、物品の販売やサービス提供ができるようにする「外貨引受けサービス」を開始し、その第1号として東京都台東区浅草の「浅草商店連合会」と提携したと発表した。浅草だから、外国の観光客がたくさんいる。一時期、中国のカードによる支払いが大きな話題を呼んだが、現金での支払いが可能ともなれば、より、観光客の利便性は高まる。お土産もたくさん買ってくれるだろう。だが、なんとなく、日本に外国の通貨が蔓延していくようで、不思議な貨幣流通社会になるような気もする。