エストニアのタリンでは1万匹を超えるカエルが産卵のために、大移動をする。その途中には道路があり、これまで、多くのカエルが車に轢かれるという事故が起きているという。そこで、その地のボランテイアグループがカエルの救済作戦を敢行しているという。日本ならば、どうだろう。昔、私は沖縄で、道路の下に、何本もの、小動物の通路が造られているのを知った。人間の車に慣れていない動物たちは、その犠牲になる。それを防ぐ対策は自然を守るという意味でも必要なのである。さて、エストニアでは、ボランテイアグループは道路を超えようとしているカエルたちをバケツに入れ、運ぶという。人海戦術である。ほほえましいというか。大変である。むしろ、この時期だけでも、車の通行を制限したほうが良い。何しろ相手は1万匹を超えるカエルである。可愛いやつばかりでない。扱いにくいやつもいるだろう。うるさく鳴くやつもいるだろう。