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12代目市川団十郎さんが受けた稽古

2013-02-04 10:10:59 | FP
3日、12代目市川団十郎さんが亡くなられた。生前、団十郎は若い時に先代の団十郎から厳しい稽古をつけられた話をされたことがある。先代は団十郎さんが失敗をすると、まず手が飛んできたという。「なにをやってんだ。ばか。」とどこがどう悪いのかなど教えもせずに、「バカ」の一言で、手が飛んできたという。体罰である。けれど、この話を団十郎さんはうれしそうに話されていた。この先代の稽古の仕方で、団十郎さんの芝居の妙技や高潔な人格が備わったなどとは言うつもりはない。息子の海老蔵さんに、同じような稽古をつけているとも思えない。自分がこの稽古をつけられていやだと感じていたからだ。しかし、スポーツの世界でも、芸事の世界でも、一世代前までは、厳しい稽古とは体罰を伴ったものだった。団十郎さんがそのような稽古を振り返っても、笑っていられるのは、それだけではない優しさや受け入れる土壌があったからに違いないのである。さて、だかと言って、今の若者たちが体罰を受け入れるかというとそうではない。「必要だ」云々の問題ではないのである。される側が「体罰」と感じたら、それは「体罰」なのである。「体罰」を「体罰」と感じなかった世代が同じような指導方針を「体罰」だと感じる世代にして問題が大きくなっているのが昨今のような気がするのである。

Y-FP Office Japan




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