植物も放射能を嫌う。

福島原発が水素爆発を起こし、各地に放射能物質をばら撒き、地表を汚染したのであるが、その早い時期に、私たちは静岡の茶畑から刈り取られた茶葉から放射能セシウムが検出されたという報道に驚かされた。報道の多くはその茶畑が高地にあり、風の流れの影響で、茶葉に付着したのだろうとされた。しかし、私は御茶の滋養の吸収力の強さも関係しているのではないかと考えた。それは、チェルノブイリのひまわりが放射能物質を吸収する力が強いと言われていたこと、さらに、その後も各地の茶畑の茶葉から放射能物質が検出され続けていたこともあって、私は自分の考えを強めていたのである。しかし、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構（野菜茶業研究所）が15日に京都で開かれる研究発表会で、茶の新芽から検出された放射能セシウムは古い葉や枝、幹から吸収されたものが移ったもので、御茶に特に、放射能を吸収する力があるわけではないという実験結果を発表するそうである。やはり、植物も放射能を嫌うようである。

Y-FP Office Japan