スポーツというものは、一応ルールと言うものがある。そのもっとも、基本的なルールは同じ人数で対戦することである。今日、平城で対戦する日本対北朝鮮のサッカーの試合にしても、日本のほうが人口が多いからといって、11人対11人の試合を変えることは出来ない。さて、2日前の女子バレー、日本対ブラジル戦であった。幾ら人数は同じでも、体格差はどうしようもない。特に、背の低いセッター竹下が前衛にいるときには、竹下の上を狙われる。だが、その試合の第一セット、24点目をブラジルに先に取られて、窮地にたった日本だった。その日本を救ったのが竹下佳江の腕一本のブロックだった。たぶん、奇跡に近いブロックだったのだろうが、それが流れを変えて、日本は三セットを連取した。この試合に勝っても、日本がロンドン五輪に出られるかどうかは分からないのだが、あの一本のブロックに、スポーツの持つ凄みのようなものを感じた。
Y-FP Office Japan
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