TPPを推進しているのは誰か

TPPに限らず、貿易、資本、文化などあらゆるものの国際化は避けられないとは思っています。日本もまた、その国際化で利益を受けてきたことも事実なのですが、ここで、一歩立ち止まって、このTPPを声高に推進させたいとしている人たちの顔ぶれを見ておくのも悪くないでしょう。日本で言えば、経済連、特に、当然ながら、トヨタなどが旗頭であろうと思いますが、一方のアメリカも、インテル、マイクロソフト、IBM、GAP、コカコーラ、ファイザー、シティグループ、ダウ・ケミカル、GE、ヒューレット・パッカード、ジョンソン・エンド・ジョンソン、リーバイス、オラクル、P&G、タイム・ワーナー、Visa、ウォルマート、ゼロックスなどの日本でも知られた企業なのです。彼らはこの地域の市場でもすでに大きなシェアーを持っていて、大きな利益を得ているはずなのですが、さらなる利益を貪欲に求めているのかもしれません。ただ、大手企業の市場制覇が進むと、その業界で働く労働者の数は減少していきます。社会の格差が高まることは確かです。それは市場自体をやせ衰えさせることにもつながります。


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