希望表の中身に優先順位をつけてみましょう

山下「幸子さんの希望表の第一段階が出来上がりましたね。ただ、この希望表は幸子さんの希望をすべて網羅したもので、これから最終的な「未来家計簿（キャシュフロー表）」の作成していく過程で、全てをそのまま実現できるとは限りません。あるものは断念しなければならないものもあるかも知れません。また実現するにしても、もう少し先に延ばしたほうが良いかもしれません。あるいは形を変えて、実現する方法を考えなければならないかもしれません。ただ、幸子さんの場合には一般的な「希望表」と違って、1000万円という枠がはめられていますし、家族全員で決める「希望表」よりも、幸子さんだけで決めることができるということもあります。それはより順位づけを楽にしますけれど、他方、より詳細にしなければならないという側面も持っているわけです。」

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