山下「生活費ですが、実はこれが一番やっかいな項目なのです。一番、身近である分、出入りが激しく、管理もしにくいのです。ですから、多くの方は使う金額を把握するのではなく、残った残金を把握することで管理されているのではないでしょうか。つまり、預貯金の残高とか、財布の残り具合で、今月は使いすぎたなとか、余裕があるなと思うわけです。「未来家計簿」の考え方もこのやり方を踏襲します。毎月、入ってくる収入から、家賃や生命保険料のような定期的に支払う金額や通帳などで把握できる金額などを引いた残りが、生活費の中でもこまごまとした部分に当たります。もちろん、この数字はラフなものですが、「未来家計簿」の世界ではそれで十分です。そこから算出される生活費を基礎に、これからのあなたの将来の生活費を予想していくわけです。生活費と言うのは、人、それぞれのライフスタイルによって、大きく異なるものです。家族の人数によっても変わります。長い闘病生活を続けてきた人が急に美食家になれるわけではないのです。」
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