風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

面接

2008年11月05日 | 出版
昨夜は、パソコンの復旧作業に明け暮れる。設定を一からやり直すのは、はなはだ面倒なんだよね。もちろんデータ類は無事であるけれど、プログラムやフォント、それにプリンタのソフトを最初からインストールし直さないといけない。そのたびに書類の山からCDを探し出してきては、暗証番号の入力。1個見つからないCDがあり、あちこちかき回すが出てこない。困った。
それよりも面倒なのが、メールの設定。古い書類を引っ張り出してきて、暗証番号を打ち直さないといけない。最初、記憶に頼って適当な番号を入れていたけれど、どうにもつながらない。あきらめて書類を探すことにし、机の奥の書類を発見すると、マタンゴの汚い字で暗証番号が書かれている。それを見て、なんとなく虚脱する自分がわかる。
それから、このパソコンを風塵社向けにカスタマイズしなければならないのであるが、これには某協力が必要である。ということで、某版元のF氏に泣きの電話。段取りをとってもらうことにする。

*************風塵社からのお願い****************
こういう事情でメールソフトのアドレスが全部消えてしまいました。弊社とご縁のあるかた、お手数ですが、弊社まで空のメールを送信してもらえないでしょうか。名刺を見ながら一つ一つ入力するのは、大変なのです。どうかご理解とご協力をお願い申し上げます。
************************************************

毎日のトラブル続きで、会社に行くのがいやになり、本日も池袋まで歩く。出社してから、人形作家の石塚公昭さんと落ち合うため都内某所まで。地下鉄に乗っていると、前に座っている20代後半くらいの女性が、プリンアウトを見ながら就職面接用の志望動機の下書きを一生懸命に書いている。どうやら就職支援サイトのマニュアルを、プリントして持ってきているようだ。
応募者の多くがそういうところで情報収集をしているとなると、採用者にしてみれば画一化された相手ばかりとなり、かえって応募者には不利になるような気もするが、どういうものなのだろうか。かく言う小生は、ろくな就職活動をしなかったばかりに現在の体たらくがあるので、まったくもって偉そうなことは言えないけれど、マニュアルに頼っても結果は一緒のような気がする。
その後、石塚さんと落ち合い、やばいブツの受け渡し。「最近、こういうのをやっているのですよ」と、『中央公論アダージョ』という中央公論新社がアルバイトに編集している東京都交通局のフリーペーパー(画像)を渡される。今回は太宰と五反田特集ということで、ちょっと困ったような顔の石塚さん作成の太宰の人形が表紙を飾っている。
社に戻ってから、再びパソコンの復旧作業。インストールに時間のかかるものがあり、その間に昼飯と銀行周り。
ようやく80%くらい回復したところに、別件で朗報の電話が入る。懸案となっていたものがひとつ前進できた。
ひととおりインストールするものはし、断片化除去も終え、さあ仕事となったのに、今度はフォントの読み込みがうまくできない。だんだん疲れてきて睡魔が襲う。
丸二日、ほとんど仕事が進んでいない。困ったものだ。

乱歩―夜の夢こそまこと
石塚 公昭
パロル舎

このアイテムの詳細を見る


最新の画像もっと見る

コメントを投稿