風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

本年はここまで

2009年12月30日 | 出版
仕事は終っていない。 資金繰りの目処はたっていない。 当然、支払いがたまって弱り果てているけれど、銀行がストップしちゃったので、もうどうしようもない。 ということで、本年の営業はここで終わりです。 中規模の版元さんが何社かお逝きあそばされたこの1年ですが、弊社は不渡りを出さずにとにかく2009年をシノギました。我が経営手腕をほめておこう。 みなさまにとって、新年が素晴らしい年になることを祈念いた . . . 本文を読む

へそまがり

2009年12月28日 | 出版
某月某日土曜日、某弁護士事務所の忘年会にお招きをいただき、ノコノコ参加することにする。旧友のN氏がその事務所に大変お世話になっているそうで、小生まで呼んでいただいたのは、N氏の人徳によるものだろう。有楽町でN氏と落ち合い、17:00に某銀座の某超高級寿司店へ。回っていないお寿司屋さんに入るのは、大変久しぶりだ。 ところがその昼間、某社で、忘年会の残務整理のため14:00ころにうどんをいただいてしま . . . 本文を読む

やれやれ

2009年12月25日 | 出版
本日は、本年最後の締め日である。そこでセッセコセッセコ品出し作業にいそしむ。なんていうほどの出荷があるわけがなく、今月の締め日もアッという間に終了してしまった。困ったものである。こんなことでは、いつまでたってもワーキングプアから卒業できないばかりか、自己破産しなければならないことになるだろう。それだけならばまだいいが、3万人のうちの一人になってしまうかもしれない。嗚呼、イヤだ、イヤだ。貧しくてもい . . . 本文を読む

花嫁募集中

2009年12月24日 | 出版
年末である。なんだか、例年にまして慌しいような感じがする。理由は簡明で、お金もないのに引越しをしなければならないからである。現在、居候先のP舎が同じ建物の隣りの部屋(元A書店の品出し倉庫だった)に出もどることになり、着々と事務所としての態勢を作っているところだ。 本日はNTTの工事の人がP舎に来ていて、電話回線の張り替えなどを行っていた。ところが、P舎と弊社では、ちがう電話回線を使っているらしい。 . . . 本文を読む

中沢健サイン会

2009年12月22日 | 出版
昨夜、池袋の博多天神で妻とラーメンを食べて帰宅。より正確に表現すると、妻にラーメンを食べさせていただき20:00過ぎに帰宅する。そこで、ジョギングに出ようと思ったのであるが、まだ腹の中のラーメンが重い。しばらく、ガスヒーターの前で寝転んで消化を待つ。 21:00にようやく重い腰を上げ、寒空の下を走ってみることにする。ところが、10分も走らないうちに疲れちゃった。ペースを上げすぎたのか、まだラーメン . . . 本文を読む

再婚

2009年12月21日 | 出版
弊社が居候しているP舎が、同じ建物の隣りに引っ越すことになった。親玉が引越しをするのならば、寄生虫であるところの弊社も引越ししなければならない。その前に、P舎の引越しを手伝わなければならない。ところが人手が足りない。そこで、中沢健君に頼んでみようと思い立ち、某日、彼に電話を入れてみた。ところが、発信音の途中でプチッと切れやがる。数時間後、再び、中沢君に電話をしてみる。 「お前なあ。風塵社様からの電 . . . 本文を読む

空海の風景

2009年12月17日 | 出版
なにか企画の参考になるものを探そうと、司馬遼太郎氏の『空海の風景』(上下、中公文庫)を読んでみた。実は、小生、司馬作品にはまったく関心がなく、読んだこともほとんどない。確か中学生くらいのときに、『項羽と劉邦』を読んでみたら、あまりにつまんなくてウンザリしてしまったことがあった。司馬作品をマジメに読むのは、多分それ以来じゃないかと思う。 本書では複雑な手法で空海の実像にアプローチしようと、小説とも随 . . . 本文を読む

総合格闘技はどのように受け入れられたのか?

2009年12月15日 | 出版
「初恋芸人」で鮮烈なデビューを飾った中沢健君が、LIVEDOORニュースにも登場したそうです。詳細はこちら。「歩く雑誌『中沢健』が小説家デビュー」。内外タイムズさんからも取材を受けていたのに、残念なことに内外さんは記事を掲載する前に逝かれてしまった。 昨夜は22:00には就寝。ところが困ったことに、朝まで熟睡できない。1:00過ぎには目が覚めてしまう。どうも酒の飲み方が少なかったようだ。仕方なく . . . 本文を読む

某、某、某

2009年12月14日 | 出版
12/12(土)、仕事をやめたあとの19:00前、まず某氏と某氏がやってきて、酒を飲み始めることになる。そこで、E堂製本からお歳暮にいただいたビールを、ガバガバ飲み始める。そのうちのひとりの某氏はすぐに帰られるが、残った某氏とビールを飲む。お次に、別の某氏が19:30ころ焼酎とテキーラの小瓶を持ってやってきて、3人で飲み始める。このテキーラが甘くて、酔いがすぐに回ってくる。いい加減に酔っ払って楽し . . . 本文を読む

子ねこチビンケと地しばりの花

2009年12月12日 | 出版
昨夜は三崎町Kさんのところにうかがい、『レッスル・カルチャー』の初稿ゲラをお渡しする。ついでに、ビールを飲みながら、世間話のような打ち合わせのような話となり、そこにゼミの学生が来たので、一緒に飲みに行くことにする。で、行った先の居酒屋で、こちらはオヤジなので、「早く父殺しをしなさい」と若い人に偉そうに説教しておく。それで何の話をしていたんだっけなあ。レヴィ=ストロースの話から、アルチュセールの話に . . . 本文を読む

「健全」なる肉体

2009年12月11日 | 出版
昨日は、『レッスル・カルチャー』に掲載予定の三崎町Kさんの論稿「『健全』なる肉体」の初稿データの制作。小人プロレスやドッグ・レッグスがなぜテレビで放映されないのか、を考究した内容である。つまり、バリアフリーなどのノーマライゼーションが進行しているのに、「異形」の人たちが他者化されている現実を追究している。 そこで笑ってしまったのが、Kさんの書かれたコラムである。短いので、勝手に引用してしまう。ちな . . . 本文を読む

「ヤンキー」からプロボクサーへ

2009年12月09日 | 出版
昨日で現在制作中である『レッスル・カルチャー 格闘技からのメディア社会論』の本文データがだいたい届く。早速、八王子OYさんの「『ヤンキー』からプロボクサーへ―文化装置としての格闘技」の組版作業に入ることにする。本稿では、「ヤンキーから格闘家へという経歴が自明視され、またそうした経歴の格闘家を再生産させる文化装置が社会においてどのような背景で形成され、変化してきたのか、そしてそうした文化装置の形成と . . . 本文を読む

Remember Pearl Harbor

2009年12月08日 | 出版
昨日は、久しぶりにジョキングで会社に向かうことにする。先週は、空模様が悪かったり、カゼをひいたりしてあまり走っていなかった。体力の衰えが心配だったので土曜日(12/5)の夜に少し走ってみたものの、着替えを入れたリュックを背負って走るのは、少し疲れる。途中で背中の筋肉がつっぱるような感じがしたけれど、9:00前には無事会社着。ほとんど歩かずに完走できるようになったので、これは自分をほめておこう。 と . . . 本文を読む

池上本門寺

2009年12月07日 | 出版
昨日は、久しぶりに墓マイラーの旅に出ることにする。目指すは、大田区の池上本門寺。ここは力道山のお墓があり、墓マイラーにとっては聖地のようなところであるが、実は小生、まだ行ったことがなかった。14:00に、東急線池上駅前であきやまさんと待ちあわているので、助手のトントンを引き連れて池袋から山手線に乗り込み、五反田で東急池上線に乗り換える。 この池上線にも初めて乗ってみた。3両編成で、井の頭線というか . . . 本文を読む

祝!『危ない人びと』文庫化

2009年12月04日 | 出版
どうもまたカゼが悪くなってしまったようで、扁桃腺がはれて痛む。のどの左側の奥が特に痛い、唾液を嚥下するだけで、重苦しい痛みが走りやがる。もっとも調子が悪いのが、寝起きのコーヒーを飲んでいるときだ。ひと口、ひと口、コーヒーがのどを通り過ぎるたびに苦しむ羽目になる。 この苦しみですぐに目が覚めてくれればいいのであるが、人生は、なかなかそううまくいかない。コーヒーを飲み終えるとすっかり疲れきってしまい、 . . . 本文を読む