風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

売掛金伍拾万円也

2016年03月23日 | 出版
ウーン、忙しい。忙しいと何をしているのか、次第にわからなくなってくる。あれはどうしたんだっけ、ここはどうしようかと、目の前のことに集中できず二重三重に考えてしまい、さらにはそこでパタッと疲れてしまい、ゲームに没頭する始末。これでは作業効率も高まらない。気分転換には人と話をするのが一番いいのだろうけれど、ちょうどいいタイミングで適当な話し相手がいるわけでもないのだ。 その状況に追われているある日、F . . . 本文を読む

無駄話

2016年03月18日 | 出版
昨年から取り掛かっている企画がある。年末にはその初校ゲラを作っていたのだが、年明けからその進行が膠着化してしまった。他の作業の合間をぬって、小生としてもようやく初校ゲラの校正が終わったところである。さらには、監修的に旧友のN氏も関わっていて、そのN氏が朱を入れたゲラも届いている。それならば、その朱とこちらの朱と足して合わせて修正を入れ、再校ゲラを作ってしまおうということになる。ところが、N氏の朱の . . . 本文を読む

豆腐を買う

2016年03月17日 | 出版
ある平日、茶の間に置いてある目覚ましの音で6:00に起き出す。まだ寒いので、ガスヒーターを点けてから服を着こんで、テレビをオンにする。すると、「そのアナウンサーの声がうるさいから、テレビ消して!」と妻の罵声が布団の中から聞こえてきた。しょうがねえなあとテレビを消してから、朝刊を取ってきて読み出す。すると、 「チャリチャリ音をたてながら、新聞を読まないで!」 と、また妻の罵声が聞こえてきた。新聞をめ . . . 本文を読む

塩チャンコ

2016年03月10日 | 出版
とある日曜日、我が家の冷蔵庫は空っぽである。なにはともあれ、買い物に出かけないことには餓死してしまう。近くのスーパーへ妻と買い物に行くことにした。そこで歩きながら妻に、けふの晩飯は何が食ひたいかと問へば、「塩チャンコのようなものがいいなあ」とのたまう。いまいちイメージがわからないので「なんだそりゃ?」と重ねて聞けば、「塩味で野菜をクタクタ煮たような感じかなあ」と曖昧模糊とした答えが返ってきた。なん . . . 本文を読む

塀の中のパソコン教室

2016年03月10日 | 出版
〔例によって、極北の地の友人から手紙が届いたので、勝手に転載〕  お元気ですか。当所のイヌフグリ1号は2月22日でした(昨年は3月2日)。なのに、ここ数日またなりをひそめています。春の兆しもまるでこの国の変革状況のようです。しかし、春にならない冬はないのですから、この国の乱降下もそろそろ底をつくことになるはずだと思いつつ、次々に原発が再稼動している、沖縄はコケにされ続けている。  何とかみんなし . . . 本文を読む

がんばれイ・セドル

2016年03月09日 | 出版
ああ、忙しい。定例の「救援」紙をようやくやっつけたところまではよかったが、パタパタと新刊の予定が詰まってしまい、現在4本が現在進行形である。そのなかで最も早く出せそうな『コンテンツ製造論』の初校の組版がようやく終わったので、装丁をお願いしに出力したゲラを持ってJ社Tさんのところに行く。行くといっても、徒歩3分というご近所だ。Tさんは小生にとっては囲碁の師匠でもある。打ち合わせはそそくさと終えて、囲 . . . 本文を読む

マグロ漬け

2016年03月04日 | 出版
ある日、冷蔵庫を開けると、ドアポケットにめんつゆのビンが2本入っていることに気がついた。なんで2本もあるのだろうか。しかも、コンビニで売っているそばをゆでてもおいしくないから、会社内でそばをゆでなくなって久しい。そうすると、ある時、たまにはそばでもゆでようかなあと魔がさし、ついでにめんつゆも買ってしまったということなのだろうか。どうしてこういうことになっているのか、まったく思い出せない。 理由はと . . . 本文を読む

横浜へ

2016年03月02日 | 出版
とある日曜日の朝、遅い朝食を夫婦で食べていると、妻が突然「きょうはどこかに出かけたい」とのたまい始めた。「どこかってどこ?」「ウーン、ちょっと遠くて、でも日帰りで行けるところ」「自然系?都会系?」「あんまり歩くのはやだ」「じゃあ、横浜でも行くか?」「それいいねえ。横浜に行こう」と、話は決まったけれど、小生の内心としては「ゆっくり囲碁ぐらい観させろよ、このボケかすが!」というところだ。NHK杯も決勝 . . . 本文を読む