風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

不器用ですから

2013年02月26日 | 出版
ある日の夕方、そうだ床屋に行かねばと思いだした。最近不精していたら、髪が伸びて目に入ってきて鬱陶しい。今週はいろいろ人にも会う予定なので、あまりにむさ苦しいかっこをしているわけにもいかないだろう。そういうわけで、湯島のQBハウスに行くことにする。ラブホの並ぶ湯島の坂を歩いて下っていくと、ビルの谷間に満月がポッカリと浮かんでいる。 ところが、最近乱視がどんどんひどくなっているのか、遠くのものがぼやけ . . . 本文を読む

時代遅れ

2013年02月25日 | 出版
本日もジョギング出社。今週半ばから急に温度が上がると天気予報ではやっていたけれど、今日はまだまだ寒い。走り始めてすぐは、指先がかじかんでくる。しかし、走っているうちに体温も上昇し、汗が出てきた。毛糸の帽子も手袋もじゃまなだけになる。エッホエッホと走っていき、茗荷谷のお茶の水女子大の前を通り過ぎる。今日は二次試験の入試なのだろうか。校門の前では、開門を待っている女子が多い。しかも、半分くらいは親連れ . . . 本文を読む

久しぶりの議事堂

2013年02月23日 | 出版
昨夜は久しぶりに官邸前抗議行動に行く。小生はまた、議事堂前へ。今年になってからは初めての参加になるけれど、去年はいつ最後に行ったのだろうか。記憶に残っていない。寒くなってから行かなくなっちゃったけど、小生もそれなりに忙しかったんだよなあ。18:00に議事堂前に着いたら、昨年夏に比べれば10分の1くらいの集まりだろうか。ずいぶん減っちゃったなあと思ったけど、しかし、いまだ熱心に続けている人たちが議事 . . . 本文を読む

獄中吟 2012

2013年02月22日 | 出版
極北の地の友人から手紙が届く。小生は句や歌などというものはさっぱりわからないのだけれど、おそらく、うまくはない歌が書かれていた。(腹巻)  お元気ですか。この寒さもあとしばらくですが、こごえています。それでもT刑務所は、他の施設よりましかもしれません。  12月~3月末まで、工場では室温18度以下でストーブが、居室では8度以下でスチームが入ります。ただし居室のスチームは、休日の午前9時すぎから . . . 本文を読む

シェリー酒

2013年02月18日 | 出版
某月某日、日曜日。今月来月とまったく資金繰りの目処が立たない小生は、当然のようにゾンビのごとく寝ていた。「困ったなあ。入金の当てがまったくない。あっちには義理が立たないし、こっちにも義理が立たないし、どうするかなあ」と布団の中でウダウダ考えてみても、なにも名案は浮かんでこない。一番の原因は、12月、1月と大量返品をくらったのと、当て込んでいた企画がポシャってしまったことにあり、それでにっちもさっち . . . 本文を読む

風塵社的ヴァレンタイン

2013年02月15日 | 出版
昨夜は某会議の後、数人でダベりながら酒を飲む(ダベるってすでに死語?)。この会議には、いつもSさんが手作りの料理を持ってきてくれるので、それが楽しみでもあるのだ。その日は、シャケの塩麹漬け焼きを持ってきてくださった。ウ~ム、なかなかおいしい。ただの塩焼きとは少し風味が違っていて、カリカリに焼いているのに、シャケの味が口内に広がるようだ。 小生は偏食が激しくガキのころから苦労してきたのであるが、とこ . . . 本文を読む

通勤時

2013年02月14日 | 出版
とある日の通勤電車の中、目の前の若い女性がスマートフォンから一生懸命にメールを打とうとしている。小生は趣味の悪い人間なので、ついついそういうのを覗き見してしまうのだ。なになに。「昨日は大変だったね。今日もがんばろう」みたいな内容のメールがその女友達から届いていて、それに返信しようとしているようだ。 「お早う。今日の電車はチョー混んでいる。でも、昨日はもう少し自分もがんばらなきゃいけないと思った」み . . . 本文を読む

新三郷へ

2013年02月13日 | 出版
三連休最終日。深夜にようやく寝付いたけれど、また乾燥肌がかゆくなったりして、よく眠れない。明け方、届いていた朝刊を読んでまた寝ていたら妻に叩き起こされた。「あんた、この連休中にイケアに行くって言ったのに、いつまで寝てるの!」。そう言えばそんな話もあったなあと思いつつ、うっせーなあと起き出すことにする。朝飯を食べながら、「イケアってどこにあるの?」とたずねると、この近くだと南船橋か新三郷だそうだ。池 . . . 本文を読む

NHK三昧

2013年02月12日 | 出版
三連休。その前の木曜日から土曜日までヘビーに酒を飲み続け、毎日毎日二日酔いとなる。さすがに日曜日の朝は、酒のことは思い出したくもない。気持ちが悪いので、ひたすら寝ている。ようやく昼前に布団から這いずり出し、遅い朝飯にありつくことにする。その後、囲碁を観戦。元本因坊対現本因坊の対決は、最後に現本因坊のパワーが炸裂し現職の勝利。ウーン、若さとか勢いの違いなのだろうか。よくわからん。 観戦している途中、 . . . 本文を読む

ある革命家の思い出(01)

2013年02月08日 | 出版
元・女性革命兵士から、往事を記した手紙が届いた。(腹巻)  「覚悟してろよ。私より先に死ぬ奴は悪口を言いまくるからね。言われたくなかったら、生き続けることだね」。96年、M同志(男性)が初めて「危篤」から生還した直後に、私はこう宣言した。  にも関わらず、こんなに早く逝ってしまった。覚悟はできていたはずだ。私が「言ったことはやる」をモットーにしているつもりであることも承知なはずだから、今となって . . . 本文を読む

大雪

2013年02月07日 | 出版
昨日は都心でもかなりの大雪になるという天気予報であったけれど、ふたを開けてみればそれほど大したこともなかった。いささか拍子抜けするけれど、しかし、交通が大幅に乱れてしまうのよりはまだましと考えることにしよう。 そういえば、先日の大雪の時、夜、寝ようかとしていたら、我が茅屋の外から車のタイヤが空回りする音が聞こえてきた。おそらく、だれかが立ち往生しているのだろうと外に出てみたら、案の定、その通りであ . . . 本文を読む

早稲田へ

2013年02月05日 | 出版
(承前) 早稲田通りを神楽坂方面に向けて歩いていくと、漱石山房通りだったか(うろ覚え)という表示が出ている。昔はこんなものなかったなあと思いつつ、たらたらと細い道を進んでいく。途中、小さな公園があったので、ここだったかなあとのぞいてみたら、全然ちがっていて、「あんた、ほんとに道分かってるの!」と妻の憤激が始まる。我々は腹が減ってきているので、お互いに機嫌が悪くなっているのだ。 もう少しで外苑東通り . . . 本文を読む

目白へ

2013年02月04日 | 出版
とある日曜日。冬晴れで青空が広がっている。妻が、「どこか気のいいところにでも行きたいけど、冷蔵庫の中に何も食べ物が入ってないから買い物にも行かないといけない」と言い出した。「ほんなら、城北公園にでも歩いていって、帰りにスーパーにでも寄るか」と聞いたら、もっと都会なところがいいと、わけのわからないことを言う。 「じゃあ、石神井公園にでも歩いていくか」「いやあ、青山とか表参道がいい」。はあ?聞き慣れな . . . 本文を読む