風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

アナルコ保守主義(04)

2019年08月26日 | 出版
さて、ここまで21世紀の共同体なるものに可能性があるのかどうかを考えてみようというところまで到達した、つもりである。すると、共同体(性)とはなにか、ということになる。しかし、これをどのように定義すればいいのか、もしくはどのようなイメージが豊穣な結果を生み出すのか、それが小生にはよくわからない。 しかし、縄文時代の遺跡発掘にたずさわればすぐに感じられることではあるけれど、そこに共同(協働、協同)の成 . . . 本文を読む

アナルコ保守主義(03)

2019年08月20日 | 出版
前回、神がいないからといって、人間はそんな簡単に万人闘争状態に陥るのかと考えてみた。ここで神と称している存在には、それによって権威付けられている国家とか法体系やらも含む。つまりは、現人神なるものが支配していた明治日本もその範疇に入れることもできる。そして、天皇が人間宣言をしたからといって、その存在に神性を抱く連中が多ければ、現在の日本もその枠内に入れてもいいのかもしれない。しかし、ここでは天皇制反 . . . 本文を読む

アナルコ保守主義(02)

2019年08月17日 | 出版
前回、保守主義について考えてみたけれど、自分のなかでさほど醸成しているテーマでもないせいか、尻切れトンボ的に終わってしまった。最終的にどういう結論に到達するのかいまだよくわかっていないのだけれど、もう少し無政府主義的保守主義(アナルコ保守主義)なるいい加減な主義の可能性について考えてみたい。本題に入る前にふと思うのだけれども、クロポトキンが最終的に至った境地こそがアナルコ保守主義ではなかろうかと、 . . . 本文を読む

アナルコ保守主義宣言(?)

2019年08月15日 | 出版
お金がないと嘆いていても、お金はない。そこで、月末までお金のことは考えないことにする。ないときは払わなければいいのだと、easy-goingな思考に持っていかないと、精神的に破綻してしまうからだ。そこで、ほかのことを考えることにする。いま「そこで」と述べたけれど、このブログってその「ほかのことを考える」現実逃避の場になっているのは疑いようもない事実だ。となると、お金の面での苦労がなくなれば、こんな . . . 本文を読む

新宿へ

2019年08月13日 | 出版
暑い。夏バテと金欠で、なにもやる気がわかない。メール一本打つのも面倒くさい。そんなとき、Nさんから囲碁のお誘いがあり、いそいそと新宿へ。前にも記したが、その会は小生の手合いが実力よりもかなり低く設定されているので、小生の勝率はかなり高い。いかにも素人なチョンボを犯しつつも、4勝1敗で時間となった。その1敗はYさんに喫せられたものだが、いまだYさんには勝ったことがない。その昔、まだ10代の趙治勲先生 . . . 本文を読む

金策に詰まる

2019年08月03日 | 出版
8月になった。ところが、先月中に支払うべきもののうち滞っているのもある。しかも、払える目処がいまだ立たない。弱りきっている。おかげで気分はいまだに7月中だ。そこらへんに落ちている新聞紙のうえに座り、空き缶でも開いて物乞いでもしようかなとも考える。そういえば、ホームズの短編に、あるジェントルマンが昼間は変装し物乞いをして日銭を稼いでいたというのがあったように記憶している。19世紀のロンドンでは物乞い . . . 本文を読む