風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

仮説

2010年04月30日 | 出版
先日、博多のオババと話をしていたら、現在の福岡県知事が「麻生」さんだと知った。そこで、「ヘー、麻生って、バカ太郎の類縁なの?」とたずねると、「そうじゃないみたいだけれど、筑豊は麻生姓って多いのよ。麻生って土着の豪族としてはかなり古いらしいのよね」「熊本の阿蘇氏なんかも古いよね。そうすると、福岡県知事は太賀吉とは関係がないのか」なんて会話を、酒を飲みながらしていたような記憶がある。 そこで数日後、阿 . . . 本文を読む

鴨二羽

2010年04月28日 | 出版
某日夜、遅くまでよからぬ作業を行い、22:00過ぎに後楽園駅から丸の内線に乗る。すると、隣りに立っている50過ぎのオッサンと20代の女性とのコンビが、どうも出版社勤めのようだ。索引がどうしたこうした、なんとかというシリーズの企画でなんとかいう著者の先生がという、なんだかおなじみのフレーズが聞こえてくると、ついつい、聞き耳を立ててしまう。どうやら、某大手のビジネス系の版元のようだ。 で、このオッサン . . . 本文を読む

浅草

2010年04月26日 | 出版
23日(金)、昔さんざっぱら世話になった(現在進行形か?)オババが久しぶりに博多から上京してきた。当然ながら、酒を飲みましょうということになり、19:00に浅草・雷門の下で待ち合わせ。どうせおのぼりさんだから、神谷バーにでも連れていけば喜ぶだろうと思っていたところ、「その前に蕎麦でも食べていかない?この辺はいいお店を知っているから」と異なことをおっしゃる。聞けば、浅草にはよく泊まることがあるから、 . . . 本文を読む

ガラ受人

2010年04月23日 | 出版
極北の地にいる友人から手紙が届いた(以下)。理解ある人が所長になることを祈っておこう。  お元気ですか。  春があんまりにゆっくりなので、なかなか体も心も目が覚めません。春になったら……とやりたいことも読みたい本もいっぱいためてあるのに、ちょっとズルズルしています。  Nさんから山代巴文庫1~10(囚われの女たち)が届いています。東拘にいる頃読みたくて少し捜したのに、もう絶版で入手できなかったも . . . 本文を読む

驕らざる者も久しからず

2010年04月22日 | 出版
画像は、R書房Iさんからいただいた画像。青山霊園にある加納鷲尾(鷲雄とも。かのう・わしお。偽名を使っていた近藤勇の正体を見破った元新撰組隊士)のお墓だそうです。どうもありがとうございました。近藤勇のお墓は、JR板橋駅前にあるものが有名で、小生も見学に行ったことがありますが、全国に何箇所かあるようです。 昨夜は珍しく19:00前には帰宅。すぐに着替えてジョギングに出かけようという腹づもりだったとこ . . . 本文を読む

朝食

2010年04月20日 | 出版
昨夜は都内某所で、UさんとKさんからいろいろと知恵を授けていただく。これが果たして効果を発揮するのかどうかは分らないが、なるほどと思うサジェスチョンであった。お忙しいところを、どうもありがとうございました。その足で帰宅すれば、まだ20:00である。ほな、これから軽くジョギングにでも出かけるかと思いつつも、まずは夕飯。悲しいことに、腹いっぱいに食べたら、急に眠くなってしまった。 どうせすぐには動けな . . . 本文を読む

鬼子母神

2010年04月19日 | 出版
日曜日(4/18)、ビールを飲みながらボケーとNHKのニュース7を見ていると、徳之島で基地反対闘争が盛り上がっている様子が報道されていた。確かに、島民の方のお気持ちはよくわかる。米兵なんてものが来られた日には、どんなひどい目に遭うかわかったものではない。しかし、そこで笑ってしまったのは、地元の自民党の代議士までが基地反対の演説をしていたことだ。 おいおい、日米安保条約を締結し、日本の各所に米軍基地 . . . 本文を読む

団地住まい

2010年04月17日 | 出版
いまではすっかり忘れ去られた思想家に、橋川文三という政治学者がいる。学生のころ、書名はすっかり忘れてしまったのだけれど、テロリズムの資料集の解題を橋川氏が担当されていて、そこに「テロとは、人間という恐るべき動物が行う究極の自己表現である」というようなことを書かれていて(おぼろげな記憶なので、かなり不正確)、それがずっと気になっていた。確か、井上日召や226の青年将校の手記などを集めたようなものだっ . . . 本文を読む

桜をゆらす

2010年04月16日 | 出版
『IQ84』という、頭の悪い学生の奮闘ぶりを描いたトラジ・コメディの第3巻が発売となり、大きな話題になっているようだ。そのため昨日、某紙の記者さんから、出版不況について取材の電話がかかってきた。『IQ84』を取っ掛かりに、出版の現況をレポートしたいという趣旨のようだ。 当然ながら、『IQ84』に小生が関心を持つわけがなく、手に取ったこともない。1、2巻のオモテを眺めて、箔押しまでしていることに気が . . . 本文を読む

やさしい精神

2010年04月14日 | 読者の声から
東京新聞(2010年4月13日朝刊特報面)「本音のコラム」 「やさしい精神」鎌田慧  二十四年前、『子ねこチビンケと地しばりの花』という本が出版されたときに、わたしは推薦文を書いた。鮮烈な本で、記憶にあった。  風塵(ふうじん)社で復刻版をだすのでまた書いてほしい、といわれて断らなかった。著者の荒井まり子さんは、なにもやっていないのに、「わたしも彼らの仲間です」と主張した。それで爆弾犯人への「 . . . 本文を読む

うたうぬりえ帖(下)

2010年04月14日 | 読者の声から
93歳になる母のために買いました。 浦島太郎の5番まであることに驚きながら歌いました。 夜来香は歌えませんでした。 (仙台市のKさんから) うたうぬりえ帖〈下〉―高齢者のレクリエーションブックあきやま みみこ風塵社このアイテムの詳細を見る . . . 本文を読む

セッセコ、セッセコ

2010年04月13日 | 出版
先日の日曜日(4/11)、タバコを買いに近くのコンビニまで行くと、各紙の朝刊が並んでいる。自宅で購読しているのは「朝日」一紙なので、ついでに、各紙の一面の見出しを眺めてみたら、「朝日」以外は与謝野・平沼新党の立ち上げをトップにすえていた。こんなどうでもいいような新党の結成が、一面の見出しかよと思わざるを得ない。 自民党内の中堅には、口うるさいだけのロートルが勝手に出ていってくれたので、清々している . . . 本文を読む

うたうぬりえ帖(下)

2010年04月13日 | 読者の声から
線が太く、高齢者でもぬりやすいです。 他のぬり絵は若い大人向けで、線が細かく見えないので楽しめない。 このぬり絵に出会えてうれしいです。 たての方がぬりやすいです。 (兵庫県のNさんから) うたうぬりえ帖〈下〉―高齢者のレクリエーションブックあきやま みみこ風塵社このアイテムの詳細を見る . . . 本文を読む

北の丸公園

2010年04月12日 | 出版
某月某日、ある無神経なバカがご来社あそばされた。このバカは、このブログを読んで得た知識を、あちこちでひけらかすことがお好きなようだ。しかも困ったことに、このブログを欠かさず読んでいるらしい。確かに、ネット上にアップしている文章であるから、このブログをだれがどのように読み、またそれをどのように利用しようが、そいつの勝手である。しかし、当方にとってもっとも気に食わないのは、小生にとって近しい人に向かっ . . . 本文を読む

『チビンケ』取次見本

2010年04月07日 | 出版
昨夜は酒を飲まずに家に帰り、軽く晩飯を食べたらジョギングにでも出かけるかと思っていたのであるが、いざご飯を食べてしまうと、もうだめである。急に体が重くなって眠くなってくる。その状態からジョギングに出かけられるほど、こちらは強い人間ではござらぬ。名張事件で、最高裁が再審開始決定を取り消した名古屋高裁決定を差し戻す判断を示した、というニュースを見て寝ることにする。 袴田事件では、事件を審理した静岡地裁 . . . 本文を読む