風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

ヒダキュウへ(2)

2019年04月30日 | 出版
ようやく座席に腰を下ろせば、早々にビールを売り子のオネーチャンがアピールしている。小生の隣りのおじさんがビールを求めるので、小生もついでにビールを買うことにした(ロング缶550円也)。ビールを飲みつつ妻に、「わし、こういうところ来るの初めてやけん、こういう場のお作法を知らないからね」とは伝えておく。東京ドームならば、1塁側から大きな声でカープに声援を送るのが小生の作法なのではあるけれど、その意味に . . . 本文を読む

ヒダキュウへ(1)

2019年04月29日 | 出版
ある日曜日、妻が「どっかに行きたい」と言い出す。新聞のスポーツ欄を開きJリーグの予定を眺めれば、松本山雅はちょうどFC東京とビジターとしての対戦である。「サッカーでも観にいくか?」とたずねたら、「行く行く」とすぐに話は決まった。実は小生、スタジアムでサッカーを観戦したことがいまだにない。一度体験してみたいなあとはかねがねから思ってはいたものの、なかなか踏ん切りがつかなかった。暑からず寒からず、観戦 . . . 本文を読む

『社会科学の方法』

2019年04月27日 | 出版
結局、連休の予定はなんにも立たず、世間とは無関係にチョボチョボ出社しなければならないようだ。そんなに忙しいわけでもないのだけれど、連休中に終わらせないといけない仕事はある。ああ、そういえばあれもしないといけないし、これもしないといけない。数えてみれば、やらなければならないこともチョボチョボあるのだ。くだらねえ。そこで旧友の某氏、連休中に東京にもどってくるのならば酒でも飲みたいものだとメールを入れて . . . 本文を読む

人体実験

2019年04月26日 | 出版
名古屋に住んでいる小生の母も、認知症がいよいよ進んできたようだ。時おり、わが家に母から電話がかかってきては、わけのわからんことをしゃべり始める。さしさわりのある内容なので、そのわけのわからない中身は記せないが、明らかに脳ミソが後退している。近くに兄夫婦が住んでいて、義姉がちょくちょく母の許に通ってくれているそうだ。すっかり丸投げで、こちらとしても申し訳ない気持ちではあるけれど、母と会うのも面倒だな . . . 本文を読む

同級会

2019年04月24日 | 出版
とある日、旧友のTK氏が福岡に異動ということで、弊社内でささやかな送別会を開く。実は弊社、バカ大学◎◎年文学部(アッ、理学部もいた)入学組同級会の隠れ東京支部である。その参加者は最盛期で7、8名というところだったか。そのうちOT氏が、本社に呼びもどされて福岡にUターンすることになり、この3末にTK氏も福岡行きとなってしまったわけである。TK氏の場合、首都圏に自宅も購入しているので、これから単身赴任 . . . 本文を読む

出勤(02)

2019年04月18日 | 出版
そこでプルードンなりグラムシはさておき、こちとら、いまだ出勤途上である。そのうえ、小生の階級的存在はルンペン・ブルジョアジー(略してルンブル)となる。毎日毎日、資金繰りに行き詰まった状態なのだ。プルードンあたりを読む暇があったら、渋沢栄一でも読んでいた方がいいのではないのだろうか。しかし、出版をめぐる構造的な不況の問題は、解決のヒントを起業精神に富む人に求めてもしょうがないだろう。ああ、そうだ。渋 . . . 本文を読む

出勤(01)

2019年04月17日 | 出版
会社に向かって走り出してみるものの、池袋にさしかかったあたりから体が重く感じ始めてくる。昨夜はさほど酒を飲んでいないから二日酔いということでもないのだけれど、最後に、帰宅途中飲んだ缶ビールが余計だったかなあなんて考える。いささか飲み足りない気分だったので、ついついコンビニに寄ってしまったわけであるが、お金もないのに放埓にすぎたか。しかし、そんなことが体の重い理由であるわけがない。けふはなんだか調子 . . . 本文を読む

三組坂上にて

2019年04月15日 | 出版
某日、新橋から本郷にもどることになる。時間は11:30ころ。腹が減ったなあと思わなくもない。そのへんで昼定食を食べていこうかとも思うけれど、会社の冷蔵庫がカラッポであることを思い出した。今週分の昼飯の食材をゲットしておかないと、昼飯代がかかるばかりである。JRでお茶の水まで出てしまうと、そこから会社まではスーパーのようなお店はまったくない。どうしようかなあと一思案してみて、銀座線で末広町まで出れば . . . 本文を読む

メールが届かない

2019年04月12日 | 出版
金欠鬱で、なんにもしたくない病から回復できない。そもそもが、布団から出ることすらがイヤなのだ。さらには、カープの調子が上がらない。おかげで心が晴れない。10回表に12点も取られるなんて、おそらく日本記録であることだろう。あの暗黒時代にもなかった話だ。そもそもが、スタートダッシュは毎年よかったはずである。おかげで、暗黒時代でも鯉のぼりまでのチームといわれてきた過去がある。そのうち巻き返してくれるとは . . . 本文を読む

五反田から

2019年04月10日 | 出版
金欠病で発狂しそうなある日曜日、五反田に行くことになった。そして13:00過ぎ、腹が減り、ついつい一風堂に入って替玉1.5(玉1+半玉1)を食してしまう。満腹感と同時に、少し食いすぎたかなとの反省の念もよぎる。博多ラーメンの消化力が年齢とともに落ちていることは重々承知しているのだから、腹八分目を心がけるべきなのだ。それを、120%に挑戦するのはあまりに大人気なさすぎる。それでも、そのあとなにか予定 . . . 本文を読む

風塵社的花見2019(4)

2019年04月05日 | 出版
小石川植物園の入り口前で、ジーパンのポケットからジャック・ダニエルの小瓶を取り出しまずは一口。そこに入るのかどうかを逡巡し始めちゃったのだから、またの機会でいいだろう。「じゃあ、播磨坂にでも行くか」と進路を急遽変更。江戸時代、その坂の近くに松平播磨守の上屋敷があったことから播磨坂と呼ばれるようになったと、どこかの掲示板に出ていた。しかし、松平播磨守ってだれやねん?そして、ということは、播磨の国とは . . . 本文を読む

風塵社的花見2019(3)

2019年04月03日 | 出版
パスタを食べ終え、嗚呼、小腹が空いたなあと思いつつレジに向かう。するとレジのうえに、護国寺やら近くの花見の名所が記されているカードが置かれていた。そこにあった播磨坂というところは知らない。お金を払いながらお店の人に、「この播磨坂ってどこですか?」とたずねると、「春日通をまっすぐ進んでいって、小石川植物園に向かう坂です」とのことで、小生もようやくわかった。「文京区の桜祭りをやっているところですよね」 . . . 本文を読む

風塵社的花見2019(2)

2019年04月02日 | 出版
某土曜日、持っていた一升瓶2本のうち、1本は手付かずで残りの1本が4/5ほど空いたという感じだったか。それを家に持ち帰ったのだけれど、これまた重い。しかし、中身を捨てるなどという選択肢はありえないので、酔っ払いつつも必死に家まで背負っていく。そして翌日、遅く起き出してから「きょう、どっか花見に行く?」と妻にたずねると、「天気もいいし、どこか行きたいねえ」とのこと。そこで、「この一升瓶の空いてない方 . . . 本文を読む

風塵社的花見2019(1)

2019年04月01日 | 出版
某土曜日、その日は日比谷公園で花見と決まっている。もう17年目となるのか。困るのは、例年、何人参加することになるのかを事前に把握できない点だ。だいたい10~30人ほどなので、一升瓶を2本抱えて毎回現場に向かうことになる。その日もリュックを抱えて、午前中に湯島の酒の量販店へ。幸い、秋田の酒の安売りが出ていたので、迷わずそれを2本購入し、湯島天神の女坂を登って帰社。一升瓶を2本を背負って歩くのは結構大 . . . 本文を読む