それならばと、座標軸を描くことにする。横軸の左側をpoor、右側をrichとする。縦軸の上をglobal、下をlocalとする。そうすると順に、右上がメガバンク、右下には地銀とか信金、異業種から参入してきた銀行も入るだろう。左下は、サラ金とか、バングラでユヌスが始めたグラミン銀行などが当たる。すると、左上のpoor系globalに対応するものが現状ではない(はずだ)。その左上を示して、「これはあく . . . 本文を読む
もと来た道にもどろうと少し降りたら、さらに上に登る道があることに気がついた。そこを進むと、畠山重忠の馬蹄跡と弘法の硯石が並んでいるかなり狭い平地に出た。道はそこで行き止まりのようである。どういういわれがあるのかは知らないが、しかし、二つともなんだかなあという岩の痕だ。見るべきほどのことは見つの気分で下ることにした。しかし、山歩き気分を堪能しつくしたわけではない。時間もまだ13:00を少し回ったばか . . . 本文を読む
嗚呼、カネがねえ。今月をどうしのごうかなあと思っているうちに日数も詰まってきた。首を絞められていくような気分だ。そしてまた、そんなことはわかっていたけれど、そのどうしようもなさから逃げ出すため、西武秩父線に乗り込んだのであった。それにしても、困ったなあ。どうしたものか。実は、今月の支払を来月に引き伸ばそうかという作戦を考えてはいたのだけれども、その来月の支払もたいしたことがないことが判明。そこで打 . . . 本文を読む
食堂から出ると駅の前には、もう山から降りてきた4、5人のおじさんたちがいる。みなさん、汗びっしょりだ。小生が駅舎の隣りのトイレに入ると、あるおじさんは上半身裸になってタオルで水ぶきをしている。いくら暑いとはいえ、なんだかすごいなあとその人の靴を見ると、登山靴ではなくトレイルラン用のシューズのようだ。ああ、この人たち山中を走ってきたところなんだとわかったら、その汗の量が腑に落ちた。それにしても、みな . . . 本文を読む
とある日曜日の朝、目を覚ませば、外はいい天気のようだ。山中を歩きたいなあと思う。お金の問題にぶちあたっているところであるけれど、こればっかりは座していてもどうにもならないのである。それならば、日曜くらいはお金のことを忘れたいと思うのは当然の発想だろう。そこで妻に、「きょうは、どっか近くの山にでも行かない?」とたずねると、「私は行きたくないから、あんたひとりで行ってくれば」とのことで、喜んで出かける . . . 本文を読む
もう30年近くの付き合いとなるNさんが、腎臓ガンを患ってしまった。ひと月ちょっと前だろうか、「坐骨神経痛でソファに座れない」と弊社に来たときにおっしゃっていたので、ソファの脇の肘掛に座るよう勧めたことがあった。そのときはそんな大病とはこちらも知らず、かといって立ったままの人と話すのも落ち着かない。それで、やわらかいクッション面よりも、そのサイドに腰掛けるよう促したということである。そしてNさんも、 . . . 本文を読む
涼しくなってきて、ようやく気力は復活してきたけれど、しかし、資金不足という毎度の難事に月初から頭をぶつけている。困ったなあ。今月のしのぎはどうしたものか。出版業もほかの業界と同じで、ニッパチは売れ行きが落ちる傾向にある。そして、8月よりも7月の売上の方が落ちやすいという話もあるけれど、毎年、多くの会社が夏場につまづくことがたびたびなのだ。そんなことはわかりきっているのだけれども、有効な対策が見出せ . . . 本文を読む
今回の台風21号に限らず、最近の土砂災害に被災された方々にはお見舞い申し上げます。
その21号の影響だったかのどうかを忘れてしまったけれど、台風接近中の某日曜日、東京は朝から断続的に雨が降り、時おり太陽が顔を出して気温が急上昇するという不安定な気象状態であった。そして、午前は買い物などの家事(スーパーからの帰り道、ずぶ濡れとなる)、午後は某ゲラを抱えて近くのドトールなどを徘徊しながらの原稿整理とな . . . 本文を読む