ある日、気が付くと熊本にいた。というほど、まだボケてはいない。一月ほど前に購入した早割りのスカイマークのチケットで、羽田から飛んでいったわけである。
羽田の登場口でFさんと遭遇。同じ機だと聞いていたので、予定どおりの行動である。無事、阿蘇くまもと空港に着いてみれば、案の定、くまもんがお出迎え。我が信州のアルクマよりも、こっちの方がインパクトが強いなあと感じてしまう。
バスで市内に入り、宿にチェック . . . 本文を読む
いつの間にか、陽の落ちるのも早くなり、朝晩は冷え込むようになってきた。タオルケットで寝ていると、明け方寒くて目が覚めてしまう。こうしてようやく過ごしやすい季節となり、ありがたいことだ。
昨日は、朝から粉糠雨が降っている。天気予報によると、そのうち晴れるでしょうということなので、どうせ汗をかくのだからとジョギングで会社に向かうことにした。ところが、春日の坂を下り始めたあたりでドシャ降りになりやがる。 . . . 本文を読む
9月22日(日)、「差別撤廃 東京大行進」なるデモに行く。そのチラシが、なぜか某社から送られてきた某月刊誌の中に入っていたのだ。あまり関心はなかったけれど、秋晴れの中、デモ行進をし汗を流すのは健康にもいい。それだけで参加するに十分の理由があるというものだ。
集合地点は、新宿中央公園水の広場とあるが、そんなものが公園のどこにあるか、知るわけがない。別の件で我々がよく参集する日比谷公園かもめの噴水前な . . . 本文を読む
某日、それほどの必要性があるというわけでもないのだけれど、高校の日本史の教科書の改悪で、大江・岩波裁判がどう利用されたのかという本を読んでおいた方がいいだろうなと思い至った。
発行しているのは、近くのSH社である。さっそく電話してみる。Sさんが出た。これは話が早いので助かる。
「風塵社の腹巻ですが、そちらで出しているKさんの本って、今、社内に在庫ありますか?」
「ありますよ」
「1冊わけてもらいた . . . 本文を読む
「それに中国というのは昔からものすごく大きいし、人口も多かったわけでしょ。どのくらいというか、そんなに人民ってしっかり管理されていたわけ?」
「どうなんだろう。それこそ時代とか地域によってだいぶバラつきもあるだろうし、そもそも、そういう実態が文献にしっかり残っているのかどうかも知らないからなあ」
「そうだろうねえ」
「でもさあ、前もこんな話をしたかもしれないけれど、ヘーゲルが『歴史哲学講義』で、中 . . . 本文を読む
「韓国の人は好きだなあ。彼らはわかりやすいもん」
「それにすぐムキになったり、熱くなるんだよね」
「そう、そう」
「この前さあ、国連のパン・ギムンが日本の歴史認識について発言していたじゃん。よくあんなこと言うなあと思ったよ」
「歴史認識うんぬんは正しいけれど、国連の事務総長でしょ。あくまでもすべての国にイーブンな立場を取らないとまずいとは思うね」
「そうだよ」
「だからさあ、パン・ギムンは日本にも . . . 本文を読む
「いやあ、あの時日本がすごいのはさあ、戦略目標がなんにもないわけ」
「何それ?」
「つまりさあ、石原莞爾が満州国を作った時はそれなりに狙いもあったんだけれど、その後はまったくなんにもなくて、ズルズル戦線が拡大していくだけなんだよ」
「なんだそりゃ?」
「例えば、上海戦ってあるでしょ。その時に日本は国内のほとんどの師団を投入して必死にがんばるわけ。それで蒋介石は持久戦に持ち込もうとして、一番の精鋭軍 . . . 本文を読む
某編集作業が連日続いていて、ここのところなんだか息苦しい。そのうえ、軽い夏カゼをひいてしまったようで、のどが痛い。のどが痛いなんて久しぶりだなあと思いつつも、不便なものではある。
この編集作業、予定としては、来月の半ばくらいまでリライト作業が続くことになるだろう。これも早く片づけて、どんどん次へ次へと進めていきたいものだ。
しかし、人間の集中には限界がある。ああ疲れたとソファに寝転がっていたら、旧 . . . 本文を読む
以下、極北の地の友人からのたより。(腹巻)
お元気ですか。酷暑は上手にのりきれましたか。私は脳ミソ「湯どうふ」ですが外回りは天気です。
まずは『棺一基』の日本一行詩大賞受賞、おめでとう! 口先ばっかりの自称押しかけ弟子としては、これほどに喜ばしく誇らしいことはありません。あっちこっちに自慢して回ります。
というのに、私メは、編集長及びスタッフにまずは「ゴメン」と言わなければなりません。確信 . . . 本文を読む
東京も大雨が通り過ぎて少し涼しくなったようだ。ありがたいことである。夏場に暑くならないともうからない商売も多々あるから、これだけ暑かったからそれなりに消費にもいい影響が出たことだろう。しかし、こちとらやりきれない。
雨もあがったことだしと、久しぶりに本日はジョギングで通勤することにする。それにしても、50も近くなってよく走れるなあ。高校生の時からタバコをやめられないけれど、少々走る程度の問題なら喫 . . . 本文を読む
某日、お決まりの「救援」もやっつけてしまわないといけない。しかし、午前中は別の作業。いろいろと立て込んでいて、今週はけっこう忙しいのだ。そのうえ、お腹が張っていて、体もなんとなく重い。
昼飯後、ようやく「救援」に手をつけ、数ページ作業しているところで、パタッと手が動かなくなってしまった。あと数ページやっつけてしまえば、こちらに届いているデータはすべてハメハメが終わるのにとオツムは理解しているが、体 . . . 本文を読む
ある日、何か用があって出かけなければいけないと妻が言う。「けっこう待つ時間が多いから、暇つぶしになる読み物を貸して」。そこで、本棚に差してあった文庫本を取り上げ、ひょいと妻に渡そうとした。
しかし、小生は書店さんのカバーを文庫に掛けっぱなしにしているので、その本がどういうものか外からはわからない(今はなき岡山の細勤舎のカバーである)。下手にフ☆ンス書院さんのものであったりしたら、あとが面倒だ。妻に . . . 本文を読む