ところが、そこでまたM社長のドタドタ歩きに付き合っていたら、E氏ともどもまた本隊を見失ってしまう。困ったなあと三人でパルコの前でただずみ、もしやあの店かなと思う路地を覗き込んでみるけれど、人ごみで見知っている姿など見えやしない。E氏がO氏に電話をかけるがなかなか捕まらない。しょうがないから3人で飲みにいくかと考え始めたところにO氏から返信があり、ようやく迎えにきてもらった。そこで入った店は、やはり . . . 本文を読む
ある日、弊社内で某会議のあと酒を飲んでいると、Oさんから「今度、こういう講演をするんだけれど、腹巻くんも本を売りに来る?」とビラを渡された。オオッ!年齢層の高そうな集まりだ。「行きます」と二つ返事。翌日、その主催に関わっているSH社M社長に電話をして、「本を売りに行ってもいいですか?」とたずねたら、しゃがれ声で「いらっしゃい」と軽い返答であった。
そして新嘗祭の日、Dパックに弊社刊行物を20冊ほど . . . 本文を読む
急に、朝晩の冷え込みが厳しく感じてきた。おかげで布団から出るのが億劫になるし、ましてやジョギングで通勤しようなどという意欲はわかない。事務所内は密閉性が高いので、ついこの前まで事務所内ではTシャツに腹巻と短パン姿であった。いちいち着替えるのも面倒くさいから、近くに用があるときはそのままの格好で(さすがに腹巻ははずして)出かけていたものである。寒くなっていくにつれて、夏場のような格好が奇異に映るのだ . . . 本文を読む
某土曜日、チンタラ起き出してから遅めの朝食をバカスカ食べ、ようやく会社にたどり着く。10:30くらいか。まずは、ここのところの忙しさで散乱しまくっている社内を片付けないことには、仕事などする意欲もわかない。とりあえず、T製本から前日届いた新刊『マフノ叛乱軍史』を積み直して、スペースを確保。掃き掃除が終わったところで、社内にたまっている洗濯物を近くのコインランドリーへと持っていく。ジョギングで通勤す . . . 本文を読む
某日のお昼、そば粉でガレットを作っていると、F社F氏から電話。「きょうのアジアプロ野球チャンピオンシップのチケットが1人分あまっているんだけど、腹巻さん、行く?」。もちろん「行く、行く」の二つ返事。プロ野球の試合とはいえ、所詮は若手の練習試合のようなものなのであろうけれど、カープの若手が躍動する姿を見たいというのはファンの正直な心理だ。「それで、M社の人たちも来るんだけど、試合開始が19:00から . . . 本文を読む
日曜日。久しぶりに映画でも観にいこうかと考える。お昼の囲碁の対局を愉しんだあと、「『ブレードランナー』の新作でも観にいかない?」と妻に言うと、「そんなの一人で行ってきて。わけわかんなそうだし、怖そうな映画なんて観たくない」の一言。小生にしても、妻と映画を観にいきたいのではない。実は、チケット代を妻に払わせようという魂胆だけなのだから、断られたのならばそれはそれでよろしいということになる。
そこで妻 . . . 本文を読む
小生は宗教的なことにたいした関心もない人間ではあるけれど、ちょっとした必要を感じてユダヤ・キリスト教関連の本ばかりを最近は読んでいる。ところで以前、仲間内で酒を飲んでいたら、あるキリスト者の方が「僕は死ぬのなんて全然怖くないよ」と突然言いはじめた。なんのこっちゃ?と、その意をうかがうと、「イエス・キリストの死んだのが33歳(だったか?)で、僕はその倍以上をもう生きているんだから、死ぬのなんて怖いわ . . . 本文を読む
某日、妻が新そばを食べたいと言い出した。博多もんのくせになんで江戸っ子みたいなことを言うだ?という気分だが、こちとら信州の山猿であるから、新そばといえば自動的に信州で食べることを意味してしまう。信州信濃の新そばよりも私あなたのそばが好き。いや、これはまったくちがう話であった。本当は戸隠あたりに行ってみたい気持ちもあるけれど、少しばかり面倒だ。松本か安曇野でもいいが、これもいささか遠い。そのため、某 . . . 本文を読む
8月末に某氏から届いた手紙であるけれど、まだ某ミニコミへの全文掲載が終わっていない。でも入力は終わっているので、勝手に転載することにした。(腹巻)
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拘置所へ入れられてしばらくしたところで、道を挟んだところの建物の破壊工事が開始された。その建物は古いアーリントン郡の裁判所だった。多分1トン重量の鉄球がドシ . . . 本文を読む