風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

貧困の涙

2013年11月29日 | 出版
なにか事情があるのかもしれないが、このところ小生の周りで永山則夫の話題が出ることが多い。ちょっとググってみたけれど、別に某々何周年ということでもないようだ。 この夏にパクられたTは、シャバに戻ってきてから、永山を読み始めたとメールしてきた。これは留置所経験のもたらすものであるから、納得できる。ところが小生の場合、いまだに永山則夫を読んだことがなく、おのれの不明を恥じるしかないようだ。しかしなあ、T . . . 本文を読む

『罪と罰』

2013年11月26日 | 出版
今年も残りわずかとなってきた。とは先日も書いたことであった。しかし、年末を控えたこの時期、な~んにも展望がないというのは、焦燥感を募らせる。どうしようかなあ、どうしようかなあと、寝ても覚めても考えるのではあるけれど、いいことなんて一つも思いつかない。 いいことを思いつこうと無理しても、えてしてなんにも出てこないものなのだ。そんな欲のない状態で、人と他愛もないおしゃべりなんかをしている時に、これは面 . . . 本文を読む

四股踏み

2013年11月25日 | 出版
今年も残りわずかとなってきた。といって、何かいいことがあるわけでもない。困ったなあと悲嘆にくれていても埒が明かない。ここは一念発起、肉体改造でも試みてみるかと考えた。 といって、今さらムキムキマンを目指すというのではなく、たるんできた下っ腹を元にもどし、股関節を柔らかくしてみようと考えた次第である。もちろん、急激にどうのこうのというものではなく、無理なく毎日続けることを目標としている。 そのうえ、 . . . 本文を読む

風塵社的忘年会計画

2013年11月21日 | 出版
以前、D社でイラストレーターを探しているということで、AMさんを紹介しておいた。その仕事が動き始めたということで、弊社で酒を飲むことになる。ライターのAYさんも来られるということであるが、この方とは初対面である。なんでも、D社とはMさんつながりだそうだ。 D社社長、AMさんが来るとなれば、F社社長も呼ばないわけにいかない。ついでに、弁護士のWさんにもお誘いのメールを出してみた。ある飲み会の帰り道、 . . . 本文を読む

便りのないのは

2013年11月15日 | 出版
〈例によって極北の地の友人から便りが届く(腹巻)〉  お元気ですか。いきなりの冬です。  〓〓号はM君の近況が載っていなかったので、ちっとさみしい。  T君面会記再開は大歓迎です。M君は、T君のしんどい近況を「公開」の形で知らされるのはつらいようですが、私は、仲間たちみんなの近況を、いいことも悪いことも全部知りたいから、どんなことでもいい、ありのままに知りたいと願っています。  長いこと塀の中に . . . 本文を読む

消費税

2013年11月12日 | 出版
某日、某霞ヶ関官僚のある部署から突然お電話があった。 「こちら、○△省の××と申します。本日は、来年3月の消費税の税率変更に伴い、そのご案内でお電話しました」 と、男性の実直そうな声が受話器から聞こえてくる。しかし、こちらは話を聞きながらナンジャラホイ?というところである。一応、朝刊の1面くらい見ておけば、クソ安倍のおかげで税率がアップすることくらいは知っている。それをわざわざ電話してくるというの . . . 本文を読む

三崎行その3

2013年11月08日 | 出版
妻とは45分後にロビーに落ち合うことにしているので、ゆったり露天の湯船につかり汗をかく。どこの風呂場でもそうなのであるが、初めて行くところはどこに何があるのかわからないので、メガネをはずすわけにはいかない。時おり湯気でくもってさらに視界が不良となることもあるけれど、露天ならそんなこともない。 風呂から上がり、フロントで缶ビールを買い、ロビーでのどを潤おしながら汗がひくのを待つ。となりのオッサン、上 . . . 本文を読む

三崎行その2

2013年11月06日 | 出版
12:00はとっくに回っていて、13:00近い。とにかく腹が減ってきた。「まぐろきっぷ」には提携しているお店のランチ代も含まれている。早速それを使ってしまうよりも、ここは屋台で販売しているものをつまみ食いし、帰りに何か食べて帰ろうということにする。かぶと焼きやら、まぐろラーメンやら、葉山牛やらと、近くの名産が店を出していて、肉嫌いの小生には縁のない葉山牛は早々に売り切れになっている。 そこでビール . . . 本文を読む

三崎行その1

2013年11月04日 | 出版
某日、日曜日。三連休の中日である。とくに思うところもなく、相州・三崎へ妻と行くことにした。どこか知らないところに行く時、面倒なので事前の下調べなどほとんどしたことがない。その面倒だということが最大の理由になると思うが、ネットだ雑誌だなどで事前に行く先の情報を仕入れても、そんなに面白くもないのだ。 特に、女・子ども向けの雑誌には必ず甘味どころが掲載されている。いまだ成長中の妻がそんなものを見れば、当 . . . 本文を読む