ようやく旧居を出発して新居に向かうことになる。歩いて一方通行を確認したときは、銭湯のところで左折すれば、スムーズに新居の前に出るはずであった。ところが、その銭湯の看板が旧居からの方向からは見えにくく、うっかり通過してしまった。「どうして、あんたはしっかりナビしないのよ!」と妻の罵声が飛ぶ。「どうしてって、過ぎちまったものは過ぎちゃっただけだろ。おまえの問いの立て方がおかしい」「バカじゃないの!そん . . . 本文を読む
引越しとなると、妻と口論ばかりとなる。つまりは、「こんな使わんものはとっとと捨てろ」という小生と、「もしかしたら必要になるかもしれない」という妻とのイデオロギー闘争である。20年近く住んでいた茅屋であるから、不用品がたまってしまっているのは仕方がないことである。それゆえに、せっかく引越しをするのならば、つまらん期待もろとも全部捨ててしまおうと小生は考えるのだけれど、妻はそこまで踏ん切りがつかないよ . . . 本文を読む
某日曜日、我が家の引越し。結局、移転するほどでもないような近くに引越すことになったので、気楽な面もある。積み残しがあっても、最悪、担いで運べるからだ。その前日の土曜日から、貴重品などは新居に移しておき、せっせと荷造りに励むものの、なかなか進んでくれない。なんでこんなものがあるんだというゴミの山にスペースを奪われてしまい、荷造りをするスペースを確保するのに精一杯だ。日曜日には、引越し会社に手配しても . . . 本文を読む
最近、「あなたにお会いできてよかったです」と、初対面の方とお会いしたときの別れ際に告げられることが増えてきた。例えば、ほしくもないセーターの買い物に妻と池袋に出かけたところ、そこの男性の店員さんがおつりを払うときにそう述べられた。お店を出てから、「珍しい表現をしていたけど、そんなこと言われてもねえ」と妻と話したものである。
また、某書店に営業にうかがった際も、初対面の書店員さんにこちらの新刊を案内 . . . 本文を読む
連休中、引越し作業の合間にドトールに行っては、某書の校正に追われていた。夜になれば、エンピツとウイスキーをチビチビなめながら、弊社の新刊『教養としての現代社会入門』のコピーやら案内文を考えることになる。そこで、次のように考えてみた。
「現代とはなにか? 社会とはなにか? 永遠の昨日たる中世の終焉から現在に至る共同性の変遷を概観し、現代社会の新たな可能性を追窮する骨太の論攷。グローバル化の果て、分断 . . . 本文を読む
日経に広告を打つことにした。過去にも日経になにかの本を打ったようなそうでなかったような気もするが、遠い昔のことなので忘れてしまった。今回は『ライブエンターテイメントへの回帰』と『コンテンツ製造論』のKさんによる2点を予定しているが、メインは新刊であるところの『ライブエンタメ~』となる。広告といっても1面下のサンヤツ(3段1/8、つまり3段を8分割したうちの1つ)で、5/14の朝刊に掲載予定である。 . . . 本文を読む
20年近く住んでいたボロアパートを引越すことになり、連休の後半は毎日毎日肉体作業である。古いパンフやら手紙やら、請求書なんてものがワンサカ出てくるのだけれど、当然ながら、そんなものは中身を見ることもなく廃棄することにする。もしかしてその間に諭吉のブロマイドでも挟まっているのかもしれないが、そんなことを考え始めたら作業が進まない。それにしても、今回の引越し作戦は風塵社の決算とも連動している。つまり、 . . . 本文を読む
連休だというのに、めちゃくちゃに忙しい。某ミニコミ誌の制作作業に一苦労して、ようやく終わる。その発送作業までは付き合いきれないから、お役御免とさせてもらった。そして現在、某雑誌の修正作業が終了。ああ、まだこのゲラの校正が終わっていないなあ。次は、5月刊行予定である『教養としての現代社会入門』の最終チェックをすませ、5/6には著者のKさんと確認をしなければY印刷に入稿できない。そして、定例の「救援」 . . . 本文を読む