某日、お仲間3人と連れ立って、新宿のK弁護士の事務所へ某ミニコミの取材のためにうかがうことになる。なんと20名くらいの弁護士を抱えている大きな法律事務所で、それだけでびっくり。「いやあ、大きな事務所だねえ」と、ぶしつけにも仲間内でひそひそ声。
K弁護士には、80年代半ばにある獄中者(Mさん・死刑囚)が国賠請求を起こしたある裁判について、当時の事情をたずねるという主旨であった。つまり、Kさんがその代 . . . 本文を読む
どうしてなのかよくわからないがというか、小生の不徳のいたすところなのだろう、ものごとが順調に運んでくれない日が続いている。そのため小生もすっかり不貞腐れてしまい、意欲の減退した状態である。特に気の抜けたのが、これで一発逆転と目論んでいた企画が頓挫してしまったことだ。
これからの精神的建て直しのために、ここで冷静に考えてみると、その企画はある現在進行形の裁判と微妙にからむものであった。ところが、小生 . . . 本文を読む
そもそも広田さんを紹介した弘と広田さんはスポーツジムで知り合いになったとのことで、弘もいい体格をしていたが、広田さんはそれ以上で、ボディビルダーとしても有名で、そのような本や雑誌にも採り上げられるほどであった。広田さんの家には若者が三人ほどいて、弘もたびたび遊びに来ていた。広田さんが体を鍛えているジムは、プロレスラーの力道山のジムで、力道山のところの若いレスラーも広田さんの家に遊びに来ていた。
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周三は三代目の実子だったこともあり、箸家内ではいい立場で育ったが、三代目が亡くなって周三もあまりテキヤ稼業に身が入らず、立場もあまりよくなくなっていき、俺とも段々そりが合わなくなっていったのだ。その関係を見かねた姐さんが、三代目の兄弟分で樋口家というところでがんばってみたらどうだと言ってきてくれた。そして、樋口家の預かりとなった。
箸家の鎬と全然ちがっていて売り物商売ではなく、競輪、競馬、競艇 . . . 本文を読む
最近、訃報が続いた。その昔S企画という写植屋さんで働いていたKさんが、50代前半なのに孤独死で発見された。また、Y出版のM社長も亡くなられていたそうだ。全然知らなかったので、2件ともびっくり。特にKさんはまだお若いので、まさか!という感じであった。なので、少しばかりKさんへの弔辞を述べることにしよう。
Kさんは松本の出身なので、小生とは同郷といっていいだろう。安曇野と松本とで厳密に区別することもな . . . 本文を読む